拝見 写真家の機材
[防湿庫管理編]特別感のあるカメラをインテリアのように保管…大門美奈さん
2020年7月18日 00:00
写真家の方々は、機材をどのように管理しているのでしょうか? 特別企画「【2020梅雨版】機材管理、保管時のポイントとは?」と連動し、当誌で執筆協力いただいている写真家の方々に防湿庫の中身や管理のコツを教えてもらいました。(編集部)
――機材の管理はどうしていますか?
海辺に住んでいるため、基本的にほぼすべての機材は防湿庫(HAKUBA製)で管理しています。
――気温や湿度が高くなるこれからの時期、特別なことはしていますか?
使用したらすぐに防湿庫へ入れるようにしています。防湿庫に入りきらないものは、なるべく湿気等の影響がない場所で保管するように心がけています。
――防湿庫(またはドライボックス)はいくつ使われていますか?
棚板が5つある防湿庫を1台使用しています。あとは除湿剤を入れたグラスドームですね。
――グラスドーム、ですか?
下の写真のような、シリンダー状のガラス製ケースです。これには普段づかいではない特別感のあるカメラを入れています。珪藻土を除湿剤として一緒に入れて、湿度管理をするようにしているんです。
――ズバリ、防湿庫の中をみせてください
1段目にはライカ機をメインとしたボディととライカレンズ、2段目はシグマのレンズ、3段目にはシグマのdp Quattroシリーズ4台(奥にはDP Merrillシリーズ)、4段目と5段目には普段あまり使用しないカメラおよびフィルムカメラ、グリップやコンパクトフラッシュなどの収納で分けています。
――理想の防湿庫とは? 防湿庫に求めることをざっくばらんに教えてください。
温度・湿度に左右されないのは大前提として、圧迫感なくインテリアに馴染むものがいいですね。
――これからの時期、管理面でおすすめのアイテムなどがあれば教えてください。
特にありませんが、防湿庫周りにコード類や充電器をまとめておくと便利ですよ。
――今回の内容に関しまして、「これは伝えたい」という内容がございましたらお願いします。
とにかくインテリアに馴染む防湿庫がないのが残念だなと感じています。防湿庫=管理とするだけでなく、ディスプレイを意識した防湿庫があればいいなぁ、と思っています。
例えば、ニッケルフレームのディスプレイケースとか(参考イメージ:Nickel frame display case)。アンティーク調のものとか、あるといいなぁと思います。