特別企画

Canon EOS R6 Mark II ゆめ♡カワPortrait

アップアップガールズ(2)新倉愛海をアップアップガールズ(仮)青柳佑芽が激写する!

青柳佑芽さん(左)と新倉愛海さん(右)

高校時代は写真部に所属し、なんと『デジタルカメラマガジン』を購読していたという“ゆめみー”こと青柳佑芽さん。毎月本の中で一番良かった写真を課題にして部活で勉強していたという筋金入りのカメラっ子だ。いつもはEOS 80Dを愛用しているゆめみーちゃんが、初めてのフルサイズミラーレスで本格的なポートレートに挑戦! 撮影当日の模様を現場からレポートする。

青柳佑芽(あおやぎゆめ)

アップアップガールズ(仮)の紫。キラキラツインテールアイドルちゃん、通称、ゆめみー。高校時代は写真部に所属。ツアーにはマイカメラを持参してメンバーのポートレートを激写している

新倉愛海(にいくらあみ)

アップアップガールズ(2)オレンジ担当。ライブではみんなのハートを撃ち抜く! ゲームではゾンビの心臓をブチ抜く! スマイル0円送料無料! 人見知りぼっちだけど、ハッピーオレンジ♡あみた参上!!!

準備編|初めてのフルサイズミラーレス「EOS R6 Mark II」と単焦点レンズ3本で挑むよ♡

今回、ゆめみーちゃんが使用するのは発売されたばかりのEOS R6 Mark II。いつもはAPS-C一眼レフのEOS 80Dを愛用しているそう。「フィルムカメラでは35mm判の一眼レフ、中判カメラや、大判カメラも使用していました。かわいい女の子を撮るにはきれいなボケがポイントだと思っています。フルサイズならではの画質と、普段は使わない望遠単焦点レンズも楽しみ!」

EOS R6 Mark II
発売日:2022年12月15日
実勢価格:39万6,000円(キヤノンオンラインショップ価格)

SPECIFICATION
有効画素数:約2,420万画素
記録メディア:SD/SDHC/SDXC(UHS-II、UHS-Ⅰ)
常用ISO感度:100~102400
シャッター速度:1/8,000〜30秒(メカ)、1/16,000秒、1/8,000〜30秒 (電子)※Tv/Mモード時のみ選択可
連続撮影最高速度:約12コマ/秒(メカ)、約40コマ/秒(電子)
ファインダー:0.5型約369万ドット
背面モニター:3.0型約162万ドットTFT液晶
撮影可能枚数(ファインダー撮影・常温時):約320枚
外形寸法(W×H×D):約138.4×98.4×88.4mm
質量(バッテリー・メディア含む):約670g
「初めてのカメラとレンズにワクワクだー! 頑張るゾ!」

EOS R6 Mark IIは被写体検出「人物」が優秀! だからポートレートに最適!

EOS R6 Mark IIが自動で被写体を検出する機能。今回はポートレートの撮影なので「人物」に設定しておく。

単焦点レンズを使えば大きなボケを楽しめる♪

RF35mm F1.8 MACRO IS STM
実勢価格:7万7,000円
RF50mm F1.8 STM
3万1,680円
RF135mm F1.8 L IS USM
33万8,800円

※価格表記はいずれもキヤノンオンラインショップでの税込価格

1st SHOT|注目の瞳トラッキングを使ったカンタンピント合わせを体験!

瞳にしっかりとピントが合っているポートレート写真はやはり強い。サーボAFを使い、瞳検出を「自動」に設定すると、あみたちゃんがポージングを決めるたびにEOS R6 Mark IIがしっかり瞳を追い続けてピントを合わせてくれる。ゆめみーちゃんはシャッターボタンを押すだけだ。「こんな便利な機能があるなんて、EOS R6 Mark IIはポートレート撮影に最適ですね!」

「わ、すごい! あみたの目にAFフレームが吸い寄せられる!」

注目機能:瞳検出

カメラが自動で瞳を検出してくれる機能。「自動」に設定すれば、左右の目のうち、カメラに近い方の目を検出してくれるので間違いがない。もちろん、合わせたい目が決まっている場合は、右目左目を選べる。

瞳検出を使って激写♡
あみたちゃんが差し出した左手をぼかしたかったのでRF135mm F1.8 L IS USMを使いました。手にピントが合ってしまうかと心配でしたが、瞳検出のおかけでしっかり瞳がシャープに写っています
キヤノン EOS R6 Mark II/RF135mm F1.8 L IS USM/135mm/マニュアル露出(F3.2、1/640秒)/ISO 400/WB:オート

2nd SHOT|ボケが印象的なゆめカワ写真は…大口径レンズの高画質&開放F値で!

いつもは50mmの標準レンズを使用しているゆめみーちゃん。「わたしは大口径レンズが好き。開放F値を使ったボケたっぷりの描写で、かわいい女の子を撮るのが好きなんです。ボケという意味では望遠レンズのボケ効果を利用したらまた違った表現ができるのかも。いつも近くにいるメンバーを撮ることが多いので、望遠レンズはあまり使う機会がありませんでした」ということで、徹底的にきれいなボケを作ることに挑戦。背景をきれいにぼかすことで、ピントが合った瞳の印象は強まる。

一般的に一眼レフのライブビューは映像が見やすいように、標準的な明るさで表示されるが、表示Simulationを使用すると、実際の明るさとボケ感が表示される。望遠レンズの135mmで作ったたっぷりの前ボケは、ふんわりとしたあみたちゃんの雰囲気にぴったりで、ふたりは大盛り上がり。

ゆめみー「いつもはEF50mm F1.8 STMを使っているんだけど、APS-Cの50mmと、フルサイズでは描写が 全然違うのよ〜!」 あみた「ふるさいずってすごいのかな……」

注目機能:表示Simulation

実際の撮影結果(露出)に近い明るさや、被写界深度をシミュレートした映像を表示する。ボケを重要視したF値の決定に役に立つ。

表示Simulationでこだわりのボケ表現①
クマのぬいぐるみをぼかしてあみたのほっこりしたかわいらしさを表現してみました。奥にあった椅子はきれいにぼけてキュートな1枚になりました
キヤノン EOS R6 Mark II/RF50mm F1.8 STM/50mm/マニュアル露出(F1.8、1/1,000秒)/ISO 400/WB:オート
表示Simulationでこだわりのボケ表現②
天蓋の隙間から顔を出してもらいました。窓からの光もきれいにぼけていて、画質がとってもきれい。4,000KのWBで青みを強め、お花の前ボケでオレンジ色をポイントに使いました
キヤノン EOS R6 Mark II/RF135mm F1.8 L IS USM/135mm/マニュアル露出(F1.8、1/1,250秒)/ISO 400/WB:4,000K

3rd SHOT|40コマ/秒の超高速連写ならダンスシーンをピタリと止められる

あみたちゃんが所属する「アップアップガールズ(2)」はキレキレのダンスが魅力。「『Sun!×3』を踊ってほしい!」というゆめみーちゃんのリクエストに応え、iPhoneから人気曲の「Sun!×3」と「ハッピースLOVE♡」を流してキメポーズを狙う。

撮影した画像をスクロールすると、連続する動きはまるでパラパラマンガのよう。「これはもはや動画以上ですね!」と、ゆめみーちゃんもびっくり。

注目機能:電子シャッター

シャッター方式を、電子シャッターに設定し、ドライブモードを高速連続撮影+にすると、約40コマ/秒の超高速連写が可能になる。サイレントシャッター機能を入にすると、シャッター音を消して撮影することができる。

電子シャッターで激写♡「Sun!×3」
ジャンプのシーンもシャッターボタンを押し続けて、浮遊している時間すべてを記録することができました。あふれ出る躍動感に注目してください
キヤノン EOS R6 Mark II/RF35mm F1.8 MACRO IS STM/35mm/マニュアル露出(F2.8、1/500秒)/ISO 400/WB:オート
電子シャッターで激写♡「ハッピースLOVE♡」
振り向きの一瞬を逃さずに撮れました! これはうれしい! 全身カットもしっかり瞳にピントが合っています
キヤノン EOS R6 Mark II/RF35mm F1.8 MACRO IS STM/35mm/マニュアル露出(F2.8、1/500秒)/ISO 400/WB:オート

4th SHOT|バリアングル液晶でアンニュイな視線をゲット!

ポージングにこだわった写真に挑戦してみよう。「上目づかいの女の子ってかわいいですよね。そんなポーズで撮ってみたいです!」と、椅子の上から撮影してみる。「あー、かわいい! かわいいんだけど、もう少し高さが欲しいなぁ」

そんなときに活躍するのがバリアングル液晶モニター。液晶モニターを開いて回転させ、高いレベルから撮影。自分の視線の高さよりも上から思いどおりの写真が撮影できたみたい。

「上目使いの女の子って かわいいんだよな〜。椅子に乗って撮るぞ!」
「あ、バリアングル液晶を使えば 、高いレベルから撮影できる!」
バリアングル液晶で激写♡
バリアングル液晶モニターを使用して上から撮影しました。構図の自由度が高いので、いろいろな角度からあみたを狙ってみました
キヤノン EOS R6 Mark II/RF35mm F1.8 MACRO IS STM/35mm/マニュアル露出(F3.5、1/160秒)/ISO 640/WB:オート

5th SHOT|2,420万画素+最新機能であみたのアーティスト写真を撮影

ラストは本日のまとめ。EOS R6 Mark IIの最新機能を体験し、その威力を実感したゆめみーちゃん。「あみたのアー写を撮ってみよう!」ということで、部屋の中に入ってくる光をふんだんに使って3つのイメージを描く。カーテン越しの光を逆光にすると、立体感は生まれるが、通常は顔が暗くなってしまう。露出を明るめにするのが解決方法だが、今度は背景が白飛びしてしまう。

あれこれ試した結果、ポートレートリライティングやオートライティングオプティマイザを活用すると、高画質なポートレート写真に仕上げられることを大発見!

注目機能:ポートレートリライティング

DPRAWで撮影した画像を現像するときに仮想光源を当てる機能。暗くなった顔を明るく補正してくれるので、逆光撮影で重宝する。

注目機能:オートライティングオプティマイザ

逆光時に暗くなってしまった被写体を明るく補正してくれる機能。明る過ぎる背景の明るさも調整してくれるので逆光時の顔の明るさを整えられる。

デジタルカメラマガジンTwitterではあみたのアー写 総選挙アンケートを実施中!

アー写候補[A]
窓際に立ってもらって元気なイメージで撮影。ポートレートリライティング機能を強にして顔を明るく起こしました
キヤノン EOS R6 Mark II/RF50mm F1.8 STM/50mm/マニュアル露出(F2.5、1/1,000秒)/ISO 640/WB:オート
アー写候補[B]
あみたの表情を見てほしくてアップにしてみました。カーテン越しの柔らかい光があみたの優しい雰囲気にぴったり
キヤノン EOS R6 Mark II/RF135mm F1.8 L IS USM/135mm/マニュアル露出(F3.2、1/640秒)/ISO 640/WB:オート
アー写候補[C]
テーマは「ぶりっこかわいい」。お花柄の壁紙を背景にして少し上から上目づかいで撮影してみました
キヤノン EOS R6 Mark II/RF50mm F1.8 STM/50mm/マニュアル露出(F2.5、1/1,000秒)/ISO 640/WB:オート

ゆめ&あみた トキメキポートレートギャラリー

メンバーカラーであるオレンジ色のかぼちゃを持ってスマイル。背景のアンティークなフレームも見せたかったので、絞りは少し絞ってF2.5で撮影しました
キヤノン EOS R6 Mark II/RF35mm F1.8 MACRO IS STM/35mm/マニュアル露出(F2.5、1/400秒)/ISO 640/WB:オート
しゃがんだポーズを上から狙うときもバリアングル液晶モニターがとっても便利。話ながら撮影できる50mmの距離感が撮りやすいんですよね
キヤノン EOS R6 Mark II/RF50mm F1.8 STM/50mm/マニュアル露出(F2.8、1/500秒)/ISO 320/WB:オート
クマに埋もれるあみた。ソファに寝転んでもらって顔を真ん中に。画面の左上と右下の対角線上にクマの顔を置いてバランスを取りました
キヤノン EOS R6 Mark II/RF50mm F1.8 STM/50mm/マニュアル露出(F1.8、1/400秒)/ISO 320/WB:オート

最後に……

「圧倒的な高画質とポートレート撮影機能が満載で楽しい」

フルサイズのミラーレス機を使用するのは初めてでしたが、撮影した写真の画質が良いことに驚きました。RFレンズとの相性も良いのだと思いますが、ピントが合った瞳の部分はくっきりシャープ、ボケの部分はふんわりと柔らかくて、女の子を撮るには最適なカメラだと実感しました。

瞳トラッキングにもびっくりです。AIを活用したAFシステムはまさに近未来的。今まではファインダーをのぞいて、AFフレームを移動させて瞳にピントを合わせていたのですが、瞳検出とサーボAFとの合わせ技で、EOS R6 Mark IIが自動で瞳を追いかけてくれました。構図とシャッターチャンスだけ考えていれば良い写真が撮れますね。

ボディサイズもちょうど良いので、ツアー先にも持って行きたいな。(青柳佑芽)

取材写真:福井麻衣子
ヘアメイク:川口陽子
制作協力:キヤノンマーケティングジャパン株式会社

デジカメ Watch編集部