新製品レビュー
エーディテクノ 55HB/75HB
部分拡大せずに細部をチェック 動画撮影にも強い外部モニター
2019年4月12日 07:00
液晶モニターを見ながらの写真や動画撮影時に便利なのが外付けの外部モニターだ。3型前後が多いカメラの背面モニターに対して、5型や7型といった大画面で映像を確認できるのが利点となっている。
そこで今回は4月12日にエーディテクノから発売される外部モニターを紹介したい。採り上げるのは5型の「55HB」(店頭予想価格は税別3万5,000円前後)と7型の「75HB」(同3万7,000円前後)だ。
表示機能に特化
昨今は録画機能付きの外部モニターもあるが、55HB/75HBは録画には対応していない分、軽量で価格も抑えられている。ちなみに両者とも主な機能はほぼ共通で、大きな違いは液晶モニターのサイズである。
いずれもHDMI入力に対応したフルHD液晶パネル(IPS)を搭載している。また4K 30pの信号もダウンコンバートして表示可能だ。液晶パネルの保護には強化ガラスが採用されており、衝撃にも強いとのことである。パネルはグレアタイプだが、オプションで反射防止保護フィルムが用意されている。
カメラ(OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II)の3型モニターと比べると外部モニターの大きさがわかる。
折りたたみ式のサンシェードが付属する。固定方法は、55HBが面ファスナー式、75HBがネジ止め式となっている。
HDMI端子はスルー出力もあるので、別の外部モニターやレコーダー、Web配信機器などへの接続ができる。なお、同時発売の「75SB」(7型)は3G-SDIにも対応している。75SBのスペックはこちら。
側面には55HBが3つ、75HBが4つの1/4ネジを装備している。
電源とオプション
電源はACアダプター(付属)とバッテリーに対応する。バッテリーはキヤノンのLP-E6NとソニーのLシリーズ(NP-F970など)がアダプター無しでそのまま背面に装着できる。
55HBの装着例。オプションの専用アーム「55ARM」を使用。
75HBの装着例。
55HBの表示例。カメラの背面モニター表示がそのまま映る。
撮影状況に応じた表示オプションを備える
ピントの合った場所に色が付くフォーカスピーキング機能、露出レベルを色分けして表示するフォールスカラー機能、白トビエリアがわかるゼブラ表示機能の他、グリッド、ヒストグラム、オーディオレベルメーターなども表示可能。いずれもメニューでON/OFFが設定可能。メニュー操作は本体の4つのボタンで行う。