気になるデジカメ長期リアルタイムレポート
PENTAX Q7【第8回】
カスタムイメージとフィルター効果を組み合わせる!
Reported by水咲奈々(2013/10/15 08:00)
今回は、PENTAX Q7に搭載されているカスタムイメージを総ざらいしてみましょう。カスタムイメージとは画作り設定の一種のことで、撮影する画像を演出できるおもしろい機能です。
筆者は通常は「ナチュラル」に設定して撮影していますが、カラフルにしたいときは「鮮やか」か「風景」に、少し変化を加えた明るい色合いが欲しいときは「雅」か「ポップチューン」に、ほっこりしたいときは「ほのか」に、アーティスティックな気分のときは「モノトーン」、とんがった気持ちのときは「銀残し」や「クロスプロセス」に設定して遊んでいます。
- 作例のサムネイルをクリックすると、リサイズなし・補正なしの撮影画像をダウンロード後、800×600ピクセル前後の縮小画像を表示します。その後、クリックした箇所をピクセル等倍で表示します。
- 縦位置で撮影した写真のみ、無劣化での回転処理を施しています。
JPEG撮影のときは事前に設定する必要があるカスタムイメージですが、RAWで撮っておけばカメラ内RAW現像時にそれらのカスタムイメージを適用させることができるので、画作り設定で遊びたい被写体を撮影するときはRAWでの撮影をオススメします。
これらのカスタムイメージは詳細設定で彩度やシャープネスなどをデフォルトの設定値から変えて遊ぶことができるのですが、そのなかでも「モノトーン」、「ほのか」、「銀残し」の3種類は9種類のカラーフィルターをかけることができます。同じカスタムイメージでもカラーによってかなりイメージの変化があるので、被写体によって色々変えて試してみると新たな出会いがあって楽しかったりします。
今回の作例では、「モノトーン」は手前の花のグラデーションを引き出してくれたグリーンが、「ほのか」は花のピンクと枝の緑のバランスをキレイに見せてくれたイエローが、「銀残し」は紫色を濃厚にしてくれるレッドのフィルターが筆者は好みでした。
パソコンでの編集に慣れてしまうとカメラでいろいろ設定するのはめんどくさいと言う方もいらっしゃるかもしれませんが、いじりだすと意外にもハマってしまうほどおもしろくて奥が深いので、この機能をあまり使っていないという方も、ぜひ使って遊んでみてください!