デジカメドレスアップ主義
X-Pro2だから許される配色アナーキスト
FUJIFILM X-Pro2 + Speedmaster 35mm F0.95 II
2016年9月6日 08:00
- ボディ:FUJIFILM X-Pro2
- レンズ:中一光学 スピードマスター35mm F0.95 II(シルバー)
- ケース:ユリシーズ X-Pro2ボディスーツ(グリージオ)
- ストラップ:Hard Graft Slide Camera Wrist Strap
デジカメドレスアップは、カメラ然とした機種ほど見栄え良くまとまる。最近のモデルだと、オリンパスPEN-F、富士フイルムX-Pro2はその二大巨頭と言えるだろう。今回はX-Pro2をベースにドレスアップを楽しんでみる。少々クセのあるアイテムを組み合わせてみたのだが、ボディがカメラ然としていると、思いの外すんなりと似合うというおもしろさを紹介しよう。
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今回用意したアイテムは、淡い緑のレザーケース、シルバー鏡胴のレンズ、そしてブラウンベースのハンドストラップだ。全体に淡い色の面積が大きく、カメラがシルバーボディならさほど違和感はなさそうだ。ただし、X-Pro2はブラックのみ。カラーコーディネイトもヘッタクレもないなあと思いきや、意外と悪くない見え方だ。おそらく、X-Pro2はカメラとして安定したルックスを備えているので、色の部分で遊びがあっても許容できるのだろう。X-Pro2の懐の深さを感じさせる部分だ。
ドレスアップアイテムを個別に見ていこう。まず、カメラケースはユリシーズ製だ。レザーの種類は同社定番のダメージ加工レザー、プエブロだが、新色としてグリージオが追加になった。いわゆる緑色なのだが、灰色がかった淡い緑という微妙な色合いが特長だ。
メーカーによると、このグリージオは扱い方によってエイジングの進み方が変わると言う。普通に手で持って使った場合は、手の脂が染み込んで緑がかった濃い暗灰色になる。一方、手で触れずに放置した場合は、日向で褪色したような枯葉色に変化する。言うなれば、自分色に育てやすいレザーである。
ハンドストラップはハードグラフト製だ。日本で取り扱いがなく、オフィシャルサイトから個人輸入した私物である。Dリングでレザーをスライドさせてサイズ調整する。海外でよく見かける仕様のハンドストラップだ。ブラウンとブラックを貼り合わせた配色がおもしろい。
レンズは中一光学のスピードマスター35mm F0.95 IIだ。同レンズは「大口径なのにコンパクト、という快挙」で一度紹介したことがあるが、そのカラーバリエーションとしてシルバー鏡胴が登場した。価格はブラックと同じなので、純粋に好みで選べるだろう。ライカM-Pにシルバーのノクティルックスを付けたところ、なんて気持ちで持ち歩くとテンションが上がりそうだ。