今週の気になるニュースをPICKUP

5月29日(月)〜6月2日(金)|楽しさ広がる、ちょっぴりマニアックな品々に注目

5月29日(月)から6月2日(金)までに配信したニュースのうち、印象的なものをピックアップしてお届けします。

ひと味加える照明アクセサリー

発光部の前にスライドフィルターを差し込み、投写する製品。定番的製品の買いやすい価格設定で注目されたGODOXも、今では他にないレトロデザインの製品や、こうしたマニアックな製品まで展開が広がっていることに注目した。

ギズモンのチルトレンズにEOS R用

創意工夫の楽しさと買いやすさで人気を博した「GIZMON Miniature Tilt Lens」(35mmフルサイズ対応)にキヤノンRFマウント用が登場。EOS R6 Mark IIやEOS R8などボディ側も相次いで新機種が登場しているため、こちらも人気を集めそうだ。動画作品の視覚効果として使ってみたい。

ビリンガム「ハドレーワン」の新色

見た目はハドレーのクラシックな雰囲気を残しつつ、各部を少し現代的にアップデートしたハドレーワンに、ブリティッシュな香り高い新色が加わった。近年ビリンガムは価格帯こそ上がってしまったが、デザインや品質への評価は相変わらず高く、こうした物作りが続いていること自体が喜ばしいと思う。

「タムロン鉄道風景コンテスト」がWeb対応

鉄道博物館がオープンする前から、さいたま市・大宮の恒例イベントとなっているコンテスト(タムロン本社は見沼区蓮沼にある)。学校の写真部に募集案内を送るなど積極的なイメージはあったが、さらにWeb応募も可能になった点は時代を反映している。写真という媒体や文化が、次世代の人々にとっても素敵な存在であり続けてほしい。

注目カメラの開発秘話

カメラグランプリ2023の贈呈式が行われた。カメラメーカーの開発者や担当者にとっての晴れ舞台という声も聞く。今年はAIプロセッシングユニットが話題の「ソニーα7R V」があり、AI技術によるノイズ消しで注目される「DxO(“ディクソー”と読むことを今回知った) PureRAW」があり、AIどころかデジタルとも無縁の「ライカM6」も受賞した。多様性とはよいものだ。

本誌:鈴木誠