今週の気になるニュースをPICKUP

5月15日(月)〜5月19日(金)|40回目のカメラグランプリ結果発表など

5月15日(月)から5月19日(金)までに配信したニュースのうち、印象的なものをピックアップしてお届けします。

40回目のカメラグランプリ結果発表

前年度内に発売された製品を対象に、イヤーカメラを決める企画。1984年にスタートし、今回で40回目となった。立ち上げに関わった元雑誌編集者によると、カメラの売り上げが低迷していた時期に、雑誌の集まりでカメラ市場を盛り上げようとして始まったのがカメラグランプリとのこと。現在は読者のWeb投票で決まる賞や「企画賞」「技術賞」の切り口も増やし、カメラ本体以外のトレンドも反映している。

PENTAXから2種類の「FA 50mmF1.4」レンズが登場

同じレンズ構成をベースに、現代流とClassic版の2種類を作り分ける。外観のスタイリングも、イメージする時代に合わせている点は芸が細かい。近年のペンタックスは、J limitedにはじまり、フィルムプロジェクト、モノクローム専用機の投入など、このチャレンジ姿勢そのものが「ペンタックスを選ぶ理由」として存在感を高めている。

APS-CのVLOGCAMにダブルズームキット

VLOGCAM ZV-E10に望遠ズームレンズ付きのダブルズームキットが加わる。初めてミラーレスカメラを手にする人に向けたレンズキットという側面もあるそうで、いわゆるエントリー機とVlog機が融合していく未来も見えるような気がする。また、ZV-E10をスチルカメラとして見ると、“バリアングル式モニターのAPS-C機”という捉え方もできる。

ハクバのデザインブロアー

私達の生活に欠かせない、しかし積極的に追加購入することは少ないかもしれないブロアーが、新デザインで物欲刺激アイテムに進化した。今回の製品はミリタリーカラーが特徴。4月に登場した「クリアブロアー M」も透明ボディで同色ハンドストラップ付きという仕様で、興味深いシリーズになりそう。

富士フイルムXの新たな“40mm相当”

コシナ・フォクトレンダーレンズの特徴である金属鏡筒の質感はもちろん、それをパンケーキスタイルに凝縮した精密さが美しい1本。フォーカスレバーを使ったレンジファインダーカメラ的なMF撮影は、カメラのAF動作をスルーすることで、より脳と直結した撮影感覚を味わえる(個人の感想です)。

本誌:鈴木誠