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PENTAXから2種類の「FA 50mmF1.4」レンズ。虹色フレアを楽しめる“Classic”版も

リコーイメージングは、ペンタックスブランドのKマウント交換レンズ2本を6月9日に発売する。ラインナップと価格は「HD PENTAX-FA 50mmF1.4」が税込6万1,600円、「smc PENTAX-FA 50mmF1.4 Classic」が税込6万7,100円。

いずれも1991年発売の「smc PENTAX-FA 50mmF1.4」をベースに、描写特性が異なる製品として開発したという交換レンズ。撮影者の感性や目的に応じて楽しめるとしている。APS-C機では35mm判換算76.5mm相当の画角となる。

共通の仕様として、レンズ構成は6群7枚、最短撮影距離は0.45m、フィルター径は49mm。絞り羽根は8枚(円形絞り)。マウントタイプはKAF。レンズ前面には汚れを拭き取りやすいSP(Super Protect)コーティングを施している。対応レンズフードは別売のRH-RC49、PH-RA49。

HD PENTAX-FA 50mmF1.4

最新のマルチコートである「HDコーティング」を採用。逆光下などでもゴーストやフレアの発生を抑え、コントラストが高くクリアな描写が得られるという。鏡筒は最新のDA/D/FAレンズに合わせたスタイリングとし、Kシリーズデジタル一眼レフカメラとのマッチングを高めたとしている。

外形寸法は約φ65×40.5mm。質量は約223g。レンズキャップ、レンズマウントキャップが付属する。

smc PENTAX‐FA 50mmF1.4 Classic

レンズ設計に“意図的なチューニング”を施したことで、絞り開放の逆光撮影時に「虹色フレア」が発生し、個性的で味わいのある描写が楽しめるという。鏡筒は「smc PENTAX-FA50mmF1.4」を踏襲したレトロデザイン。撮影時は付属のND16フィルターを使用し、光学ファインダーで強い光源を直視しないよう案内している。なお、APS-C機では虹色フレアが発生しにくい傾向だという。

外形寸法は約φ65×37mm。質量は約216g、レンズキャップ、レンズマウントキャップ、レンズフィルターLF-ND16 40mmが付属する。

本誌:鈴木誠