写真展告知

写真展「菅原一剛展 - ASIA is one - 」

今年7月にオープンした「GR SPACE TOKYO」で、菅原一剛氏の写真展「ASIA is one」が12月12日(木)よりスタートする。

菅原氏が40年前から訪れている漢字文化圏、いわゆる東アジアの日常を写した作品を中心に、全13点の作品を展示する。

香港を撮影した初の個展「Correspondance(呼応)」からの再プリントや、近年の香港・韓国の日常をとらえた作品を初めて発表。岡倉天心の言葉である「亜細亜 ハ 一な里(あじあ は ひとつなり) - ASIA is one - 」にも通じる菅原氏の思いが込められている。

―ぼくは今こそ、そこに暮らす人びとの日常、そのつながりを天心と同じような視線で見つめたいと思っている。その先には、分断のための壁ではなく、ひとつの壁でつながっている世界が立ち現れるに違いない。その世界ではおそらく、大きな同一感をもって、同じ光と同じ色を共有することができるに違いない。

ぼくは、そんな世界を見てみたい。そしてその世界が、いつまでも平和でありますように。

「ASIA is one」

菅原一剛

『菅原一剛展 - ASIA is one - 』のご案内|RICOH IMAGING

会期

2024年12月12日(木)~2025年2月24日(月)

  • 前期:2024年12月12日(木)~2025年1月20日(月)
  • 後期:2025年1月23日(木)~2月24日(月)
    ※前期・後期で作品の一部を入れ替え

会場

GR SPACE TOKYO

ギャラリートーク

2024年12月14日(土)18時00分~19時00分

レセプションパーティー

2024年12月14日(土)19時15分~20時30分
事前参加申し込みフォーム

作者プロフィール

大阪芸術大学卒業後、早崎治氏に師事し、のちにフランスにて写真家として活動を開始。1996年に映画『青い魚』の撮影監督を務め、2005年にはアニメ『蟲師』のオープニングディレクターを務めるなど、活動は写真家の枠に止まらず多岐に渡る。2023年、植物分類学者牧野富太郎博士の植物標本写真を作品とした写真集『MAKINO 植物の肖像』(北隆館)を刊行し、高知県立牧野植物園にて企画展を開催。2024年には、写真集『DUST MY BROOM2』(赤々舎)を刊行するとともに韓国にて同名の個展を開催し好評を博した。大阪芸術大学客員教授。