写真展告知

舞山秀一写真展:ZOO -house of giraffe-

この度、tokyoarts galleryにて舞山秀一写真展「ZOO -house of giraffe-」を開催いたします。

写真家舞山秀一の「ZOO」シリーズが第3回を迎えます。これまで動物園に住む動物たちを檻の外から観察する目線で4×5のカメラを構えてきました。今回は12年撮り溜めた動物たちの中から一際存在感を放つ“キリン”に焦点を当てました。野生に生きること、檻の中に暮らすこと、どちらがキリンにとって良いことなのか。またそれを見つめる人間の存在とは何なのか。無機質なレンズを通した動物と写真家のやり取りを

ぜひご高覧ください。

写真展情報

今回ZOOシリーズの中からキリンにスポットを当てた理由は、日本の動物園の中でも飼育環境が整っていることが多く、動物園それぞれの努力や工夫の違いが解りやすいと感じたからです。

キリンの飼育環境は、比較的広大な敷地にゆったりとしたスペースが作られていることが多く、恵まれた環境の中いつも穏やかで静かに生活していて、その生活模様は優雅にさえ見えます。

しかしその生態は不思議がいっぱいです。例えば、キリンはショートスリーパーで、1日に約20分しか眠らず、立ったまま寝て横になることはほとんど無いそうです。自分の命を守る為に、いつでも逃げられるようにしていることが理由のひとつですが、生命を維持するためのカロリー摂取に主食である草では少なすぎるせいで、必要な量を取るには、大量に食べる必要があるからというのも、眠れない理由だそうです。そんな生態を持つキリンが、優雅に見えるのも命の危険も飢餓の恐れもない動物園で暮らしているからかもしれません。

動物園という環境で優雅にストレスを感じず生活をしているキリン達をリアルに見てもらえるよう、今回作品のサイズを大きくしました。(舞山秀一)

写真展情報

会場

tokyoarts gallery
東京都渋谷区東2-23-8

開催期間

2017年8月10日(木)〜8月27日(日)

開催時間

11時〜20時

休廊

月曜日

作者プロフィール

1962年 福岡県生まれ
1984年 九州産業大学芸術学部写真学科 卒業
2014年 九州産業大学 芸術学部写真映像学科 客員教授就任
主な賞歴
1988年 第22回APA AWARD 奨励賞受賞
主な展示
1994年「FORCE」スタジオエビスフォトギャラリー
2004年「Garden」 KODAK PHOTO SALON
2006年「We Love Panda」CONTACT GALLERY
2009年「DUMMY」CONTACT GALLERY
2011年「Shamrock Dream」Gallery E&M nishiazabu
2012年「PHOTOGRAPHS 1986-2012」九州産業大学美術館、「die Stadt von engels」Gallery E&M nishiazabu
2013年「松岡充 SOMETIME,SOMEWHERE」LOFT
2014年「INFINITY VS〜僕らとたった一人のモナ〜」PARCO(渋谷/名古屋)、「七菜乃」神保町画廊 / little MOCA
2015年「NOIR ET BLANC」神保町画廊、「杉本有美 Chiamata」tokyoarts gallery、「浜崎あゆみ The Show Must Go On」/ THEATRE CYBIRD
2016年「PHOTO INFINITY TOKYO」hpgrp GALLERY TOKYO、「ZOO」tokyoarts gallery / little MOCA、「die Stadt von engels」ライカギャラリー銀座、「progress」Gallery E&M nishiazabu
2017年「The PAST and FUTURE」Gallery Enzo