イベント告知

“江戸の匠・職人を撮る”日帰り撮影ツアー。伝統工芸品やウナギ料理など

台東区とクラブツーリズムが連携

日伸貴金属(撮影/写真撮影の旅スタッフ)

台東区とクラブツーリズムは、日帰り撮影ツアー「台東区の歴史・文化・伝統を再発見!江戸の匠・職人を撮る~蔵前・田原町・新御徒町編」を9月20日(火)・30日(金)に開催する。参加費は1名につき1万8,000円。

「東京銀器」や「江戸指物」、「和ガラス」といった工芸品を扱う工房や、ウナギを扱う魚料理屋(昼食付)を巡る撮影ツアー。江戸時代から現代まで受け継がれてきた、“職人の伝統の技”を見学・撮影できる。ツアーに同行するのは添乗員のみで、写真家など撮影の講師は同行しない。撮影時は三脚や一脚、ストロボなどの照明機材は使用不可となっている。

A・B・Cの3コースを用意。それぞれ時間と順番を変えて、同じ場所を巡る。各コースの定員は5名(本稿執筆時点で一部キャンセル待ち)。スタート地点(集合場所)は都営大江戸線・蔵前駅もしくは都営大江戸線/つくばエクスプレス線・新御徒町駅。

なお、参加条件として、「出発日の前日から起算して14日前までに、新型コロナウイルスワクチン接種を2回以上完了していること」、「出発日の前日から起算して3日以降に採取した検体によるPCR検査か抗原定量検査、または1日前以降に採取した検体による抗原定性検査の結果が陰性であること」のいずれかを満たしている必要がある。

台東区は、同区内の各所に分散する文化資源や、地域に受け継がれる伝統技術に光を当てることを目的に、クラブツーリズムと「観光分野における連携協定」を2021年11月に締結。同ツアーは、その施策となる「地域資源を活かした観光振興」の一環として企画された。

同区観光課の平林正明課長は、「近年は、『鬼滅の刃』などの影響もあり、吉原のある奥浅草地域にお越しになる観光客が増えています。また、江戸の伝統や職人は台東区が世界に誇る宝です。区では今後も、豊富な地域資源を活用して、魅力的で持続可能な観光体験コンテンツづくりを行っていきます」とコメントしている。

コース内容(説明文引用)

・日伸貴金属(三筋1丁目)
「東京銀器」と呼ばれる伝統工芸品を、金槌などの工具を使って器用に製品に仕立てていく職人の技法を撮影。

日伸貴金属(撮影/写真撮影の旅スタッフ)

・魚料理 遠州屋(寿2丁目)
板前によるウナギを捌く様子を撮影。
※昼食として、肝吸い付き特選上うな重をご賞味頂きます。

魚料理 遠州屋(撮影/写真撮影の旅スタッフ)

・茂上工芸(蔵前4丁目)
国産の天然木を使用して、釘やねじを使わずに組み手の技法を駆使する「江戸指物」の匠を撮影。

江戸指物工・茂上工芸(撮影/写真撮影の旅スタッフ)

・篠原まるよし風鈴(台東4丁目)
「和ガラス」と呼称される独特な製法で作られる江戸風鈴。宙(ちゅう)吹きと名づけられたガラス吹きの様子を撮影。
※合わせて体験もお楽しみください。

篠原まるよし風鈴(撮影/写真撮影の旅スタッフ)