フォトコンテスト

2021年度ライカ・オスカー・バルナックアワード

一般部門は賞金4万ユーロ+1万ユーロ相当のライカ製品

ライカカメラ社は3月8日、2021年度の国際写真コンテスト「ライカ・オスカー・バルナックアワード」(LOBA)を開催すると発表した。

ウル・ライカを発明したオスカー・バルナックの生誕100年となる1979年に設立されたフォトコンテスト。プロの写真家を対象とした一般部門「ライカ・オスカー・バルナックアワード」と、新人部門「ライカ・オスカー・バルナック・ニューカマーアワード」の2部門で構成される。

同コンテストへの応募は、昨年度と同様に指定の推薦者による推薦という形式を採用。推薦者には世界的に著名な写真のエキスパートを選定したとしており、世界43カ国から100名以上が選出されている。今年度の推薦者には、クリストフ・ウィーズナー氏(パリフォト ディレクター)やアンドリュー・カッツ氏(『タイム』誌写真部副部長)、過去大会の受賞者ガイ・ティリム氏やヤン・グララップ氏などが選ばれた。

各推薦者は、各自の専門知識や経験に基づき、一般部門の候補者3名と新人部門の候補者1名(30歳未満)を推薦。最終審査は5月にライカ本社(ドイツ・ウェッツラー)で行われ、一般部門12名、新人部門6名のファイナリストから受賞者が決定される。

全ファイナリストの作品は、夏頃に「ライカ・オスカー・バルナックアワード」のWebサイトに掲載予定。10月に受賞者の発表と授賞式が開催される。

一般部門の受賞者には賞金4万ユーロ(約520万円)と1万ユーロ(約130万円)相当のカメラ製品が、新人部門の受賞者には賞金1万ユーロ(約130万円)と「ライカQ2」が贈呈される。

なお、受賞作品は巡回展として、世界各地のライカギャラリーおよび写真フェスティバルで展示予定としている。また、受賞者とファイナリストの全作品を掲載したカタログも出版予定。