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ニコン、スーパーEDレンズ採用の「AF-S NIKKOR 80-400mm F4.5-5.6 G ED VR」
(2013/3/5 13:08)
ニコンは、交換レンズ「AF-S NIKKOR 80-400mm F4.5-5.6 G ED VR」を3月14日に発売する。価格は32万5,500円。
FXフォーマットに対応する5倍の超望遠ズームレンズ。2000年11月に発売した「Ai AF VR Zoom-Nikkor 80-400mm F4.5-5.6 D ED」の後継モデルに当たる。約12年ぶりのリニューアルとなる。
新たに「ナノクリスタルコート」を採用し、ゴーストやフレアの低減を図った。また、超音波モーターも新搭載し、AF速度はクラス最速レベルを実現したとする。
手ブレ補正機構「VR」も引き続き搭載する。補正効果はシャッター速度換算で前モデルの約3段分から約4段分に向上している。三脚使用時のブレ補正にも対応する。
レンズ構成は12群20枚。従来モデルではEDレンズ3枚を使用していたが、今回はEDレンズを4枚に増やした上で、さらにスーパーEDレンズ1枚を新採用した。スーパーEDレンズはEDガラスよりも低分散で、2次スペクトル除去能力などが高いという。加えて、色収差以外の収差補正能力にも優れるとする。スーパーEDレンズは、既存の望遠レンズ「AF-S NIKKOR 200mm F2 G ED VR II」などに採用されている。
フォーカシングで全長が変化しないインナーフォーカスとなっている。なお、絞りリングを省略したGタイプとなっている。
DXフォーマットのカメラに装着した際の焦点距離は、35mm判換算で約120-600mm相当。また、マウントアダプター「FT1」を使用してCXフォーマットのNikon 1シリーズに装着した際は同約216-1,080mm相当になる。FT1使用時もAFが使用可能。
最短撮影距離は約1.75m(AF時)、約1.5m(MF時)で、従来モデルの2.3mから大幅に短縮した。最大撮影倍率は約1:5.7(AF時)、約1:5.1(MF時)。絞りは円形の9枚絞り。フィルター径は77mm。
最大径×全長は95.5×203mm、重量は約1,570g。従来モデルは同91×171mm、同1,360gだった。
三脚座、フード、ケースなどが付属する。
【2013年3月5日】製品画像を追加しました。