マミヤ、中判デジタルレンズでフェーズワンおよびシュナイダーと協業


 マミヤ・デジタル・イメージング(マミヤDI)は29日、中判カメラ向けレンズでフェーズワン(Phase One)およびシュナイダークロイツナッハ(Schneider-Kreuznach)と協業すると発表した。

 マミヤDIは、2007年11月にフェーズワンとの提携を発表。以来、共同で中判カメラ「645AFD III」(マミヤDI製)および「Phase One 645AF」の開発を行なってきた。今回シュナイダークロイツナッハが提携に加わることで、シュナイダークロイツナッハのレンズ製造技術を取り入れた製品開発が可能になる。3社の協業範囲はデジタル中判カメラ用レンズの設計、開発、製造、物流に及ぶ。

 協業の成果として、2009年秋に新型カメラ「645DF」用の55mm、80mm、110mmリーフシャッターレンズを発売するとしている。なお、マミヤDIは従来からシュナイダークロイツナッハ製レンズの輸入を手がけていた。

 フェーズワンは、中判カメラおよびデジタルバックなどを手がけるデンマークのメーカー。汎用RAW現像ソフト「キャプチャーワン」でも知られる。シュナイダークロイツナッハは、各種レンズを始めとした光学製品や精密機器などの開発製造を専門とし、ドイツに本社を置く企業。

 645AFD IIIは、マミヤDIのデジタルバック「ZD Back」やフェーズワンのデジタルバックを装着可能なAF中判カメラ。フィルムバックの装着も可能。





(本誌:武石修)

2009/9/29 20:23