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DタイプニッコールレンズでAFが可能 モーター内蔵のニコンZボディ用マウントアダプター

MonsterAdapterから「LA-FZ1」が発売

株式会社焦点工房は、ニコンZマウント用の新しいマウントアダプターを10月3日(金)に発売した。価格は6万9,000円。マウントアダプター内にAF駆動用のモーターを搭載している。

MonsterAdapterの新製品「LA-FZ1」は、ミラーレスカメラのニコンZボディで使用するマウントアダプター。一眼レフカメラ用のニコンFマウントレンズをZボディに装着できるようになる。AF(オートフォーカス)のためのモーターを内蔵したことで、Fマウントレンズのうち、モーター非搭載のDタイプニッコールレンズでも、AFカップリングを経由してのAF動作が可能だ。

同様の製品としては、同じくMonsterAdapterブランドのソニーEマウントボディ用「LA-FE2」が2024年に発売済み。今回の新製品はニコンZマウントボディ用のため、特に「Zf」「Zfc」などのヘリテージデザイン系のニコンZユーザーには朗報といえるだろう。

カメラ本体側の像面位相差AFと連動し、被写体検出やボディ内手ブレ補正も利用可能。撮影ファイルのExif情報にレンズデータの記録も行える。

マウントアダプター本体にAF/MFの切替スイッチを搭載。

なお初期ファームウェアでは、AF-I/AF-S/AF-P(モーター内蔵レンズ)、電磁絞り(Eタイプ)の各レンズ、レンズ内手ブレ補正には非対応。今後、対応する可能性があるという。

マウントアダプターの重量は約163g。

対応機種

  • 初期AFニッコールおよびDタイプレンズ(モーター非内蔵)
  • Z5、Z5 II、Z6、Z6 II、Z6 III、Z7、Z7 II、Z8、Z9、Zf、Z30、Z50、Z50 II、Zfc
本誌:折本幸治