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キヤノン「EOS R」シリーズ8機種のファームウェアが更新

セキュリティ強化・ネットワーク機能の拡充など 最新のEOS R50 Vも

ファームウェアが公開された「EOS R5」

キヤノンは、ミラーレス一眼カメラ「EOS R」シリーズ8機種でファームウェアアップデートを実施した。対象機種はEOS R3、R5、R6 Mark II、R8、R7、R10、R50、R50 Vで、いずれもセキュリティ機能の強化とネットワーク機能の拡充を図っている。

全機種共通のアップデート内容として、電源オン時にパスワードを要求する機能を新たに搭載した。初回設定時にパスワードの登録が必要となるが、設定変更によりパスワード要求画面を表示しないことも可能。パスワード変更やネットワーク情報変更の履歴確認機能も追加された。また、カメラ単体でインターネットからファームウェアをダウンロードして更新する機能も搭載した。

多くの機種で共通の不具合修正も実施された。Bluetooth通信中の他機器からの干渉、もしくは高速連続撮影時に発生するErr70に加えて、EFレンズ装着時における手ブレ補正の動作不良や、節電設定時のHDMI出力問題も改善する。

EOS R3(Version 1.9.0)

  1. セキュリティ機能を向上しました。
    電源ON時にパスワードを要求する事ができるようになりました。
    -初回にパスワードの設定が必要になります。
    -設定変更によりパスワード要求画面を表示しないようにすることもできます。
    -パスワード変更やネットワーク情報変更などの履歴を確認することができます。
  2. カメラ単体でも、インターネットからファームウエアをダウンロードして、アップデートできるようになりました。
  3. 画像をレーティングする際に、同時に画像をプロテクトする機能を搭載しました。
  4. 8TBまでのCFexpressカードに対応しました。
    -8TB を超えるカードは、カメラで[物理フォーマット]が必要
    -8TB を超えるカードは、8TBのカードとして扱われる
    -2TB を超えるカードは、ファームウエアのアップデートには使用できません
  5. CR-A100を接続して長時間に渡りリモート撮影を行う時に、発熱が抑制される撮像フレームレートを下げる設定を追加しました。
  6. 音声メモ付き画像をFTP転送した際、音声メモ→画像の順で転送するように変更しました。また、転送待ちの画像に音声メモを追記した場合、その画像と音声メモは、転送順が最後になるように変更しました。
  7. 対象レンズとの組み合わせにおいて、特定の撮影条件における静止画撮影時のズーミング中のAF追従性を向上しました。
    ※ 対象レンズ(2025年7月時点)
    -RF24-105mm F2.8 L IS USM Z(Ver.1.1.0以降)
    -RF70-200mm F2.8 L IS USM Z
    -RF100-300mm F2.8 L IS USM (Ver.1.0.8以降)
  8. ストロボ使用時に露出のSimulationができるようになりました。
  9. Bluetooth通信中に他のBluetooth機器からの干渉により、Err70が発生することがある現象を修正しました。
  10. "高速連続撮影+"で撮影を繰り返していると、ごく稀にErr70が発生する現象を修正しました。
  11. EFレンズを装着時に特定の操作を行うと、手ブレ補正が動作しなくなることがある現象を修正しました。
  12. 節電設定で[モニターオフ]が有効になった際に、HDMI出力が一瞬止まることがある現象を修正しました。

EOS R3 ファームウエア Version 1.9.0

EOS R5(Version 2.2.0)

  1. セキュリティ機能を向上しました。
    電源ON時にパスワードを要求する事ができるようになりました。
    ・初回にパスワードの設定が必要になります。
    ・設定変更によりパスワード要求画面を表示しないようにすることもできます。
    ・パスワード変更やネットワーク情報変更などの履歴を確認することができます。
  2. カメラ単体でも、インターネットからファームウエアをダウンロードして、アップデートできるようになりました。
  3. デジタルカメラに関するソフトウェア開発支援キット(EDSDK/CCAPI)の対応機能を追加しました。
  4. 画像をレーティングする際に、同時に画像をプロテクトする機能を搭載しました。
  5. 8TBまでのCFexpressカードに対応しました。
    ・8TB を超えるカードは、カメラで[物理フォーマット]が必要
    ・8TB を超えるカードは、8TBのカードとして扱われる
    ・2TB を超えるカードは、ファームウエアのアップデートには使用できません
  6. RF16-28mm F2.8 IS STMの周辺協調制御機能に対応しました。
    対応するレンズを装着すると、周辺協調制御が行われます。
    (メニュー画面で設定する必要はありません)。
  7. Bluetooth通信中に他のBluetooth機器からの干渉により、Err70が発生することがある現象を修正しました。
  8. "高速連続撮影+"で撮影を繰り返していると、ごく稀にErr70が発生する現象を修正しました。
  9. 節電設定で[モニターオフ]が有効になった際に、HDMI出力が一瞬止まることがある現象を修正しました。

EOS R5 ファームウエア Version 2.2.0

EOS R6 Mark II(Version 1.6.0)

  1. セキュリティ機能を向上しました。
    電源ON時にパスワードを要求する事ができるようになりました。
    ・初回にパスワードの設定が必要になります。
    ・設定変更によりパスワード要求画面を表示しないようにすることもできます。
    ・パスワード変更やネットワーク情報変更などの履歴を確認することができます。
  2. カメラ単体でも、インターネットからファームウエアをダウンロードして、アップデートできるようになりました。
  3. 画像をレーティングする際に、同時に画像をプロテクトする機能を搭載しました。
  4. 対象レンズとの組み合わせにおいて、特定の撮影条件における静止画撮影時のズーミング中のAF追従性を向上しました。
    ※対象レンズ(2025年7月時点)
    ・RF24-105mm F2.8 L IS USM Z (Ver.1.1.0以降)
    ・RF70-200mm F2.8 L IS USM Z
    ・RF100-300mm F2.8 L IS USM (Ver.1.0.8以降)
  5. ストロボ使用時に露出のSimulationができるようになりました。
  6. Bluetooth通信中に他のBluetooth機器からの干渉により、Err70が発生することがある現象を修正しました。
  7. "高速連続撮影+"で撮影を繰り返していると、ごく稀にErr70が発生する現象を修正しました。
  8. モニターのタッチ操作と特定のカスタマイズ設定をしたボタンの操作を同時に行うと、カメラが正常に動作しなくなることがある現象を修正しました。
  9. EFレンズを装着時に特定の操作を行うと、手ブレ補正が動作しなくなることがある現象を修正しました。
  10. 節電設定で[モニターオフ]が有効になった際に、HDMI出力が一瞬止まることがある現象を修正しました。

EOS R6 Mark II ファームウエア Version 1.6.0

EOS R8(Version 1.5.0)

  1. セキュリティ機能を向上しました。
    電源ON時にパスワードを要求する事ができるようになりました。
    ・初回にパスワードの設定が必要になります。
    ・設定変更によりパスワード要求画面を表示しないようにすることもできます。
    ・パスワード変更やネットワーク情報変更などの履歴を確認することができます。
  2. カメラ単体でも、インターネットからファームウエアをダウンロードして、アップデートできるようになりました。
  3. ストロボ使用時に露出のSimulationができるようになりました。
  4. Bluetooth通信中に他のBluetooth機器からの干渉により、Err70が発生することがある現象を修正しました。
  5. "高速連続撮影+"で撮影を繰り返していると、ごく稀にErr70が発生する現象を修正しました。
  6. モニターのタッチ操作と特定のカスタマイズ設定をしたボタンの操作を同時に行うと、カメラが正常に動作しなくなることがある現象を修正しました。
  7. EFレンズを装着時に特定の操作を行うと、手ブレ補正が動作しなくなることがある現象を修正しました。
  8. 節電設定で[モニターオフ]が有効になった際に、HDMI出力が一瞬止まることがある現象を修正しました。

EOS R8 ファームウエア Version 1.5.0

EOS R7(Version 1.7.1)

  1. セキュリティ機能を向上しました。
    電源ON時にパスワードを要求する事ができるようになりました。
    ・初回にパスワードの設定が必要になります。
    ・設定変更によりパスワード要求画面を表示しないようにすることもできます。
    ・パスワード変更やネットワーク情報変更などの履歴を確認することができます。
  2. カメラ単体でも、インターネットからファームウエアをダウンロードして、アップデートできるようになりました。
  3. [ワンショットAF→サーボAF]を割り当てたボタンとシャッターボタンを同時に押すと、カメラが操作を受け付けなくなることがある現象を修正しました。
  4. EFレンズを装着時に特定の操作を行うと、手ブレ補正が動作しなくなることがある現象を修正しました。

EOS R7 ファームウエア Version 1.7.1

EOS R10(Version 1.7.0)

  1. セキュリティ機能を向上しました。
    電源ON時にパスワードを要求する事ができるようになりました。
    ・初回にパスワードの設定が必要になります。
    ・設定変更によりパスワード要求画面を表示しないようにすることもできます。
    ・パスワード変更やネットワーク情報変更などの履歴を確認することができます。
  2. カメラ単体でも、インターネットからファームウエアをダウンロードして、アップデートできるようになりました。
  3. [ワンショットAF→サーボAF]を割り当てたボタンとシャッターボタンを同時に押すと、カメラが操作を受け付けなくなることがある現象を修正しました。
  4. EFレンズを装着時に特定の操作を行うと、手ブレ補正が動作しなくなることがある現象を修正しました。

EOS R10 ファームウエア Version 1.7.0

EOS R50(Version 1.4.0)

  1. セキュリティ機能を向上しました。
    電源ON時にパスワードを要求する事ができるようになりました。
    ・初回にパスワードの設定が必要になります。
    ・設定変更によりパスワード要求画面を表示しないようにすることもできます。
    ・パスワード変更やネットワーク情報変更などの履歴を確認することができます。
  2. カメラ単体でも、インターネットからファームウエアをダウンロードして、アップデートできるようになりました。
  3. RF-S3.9mm F3.5 STM DUAL FISHEYEに対応しました。
  4. RF-S7.8mm F4 STM DUALに対応しました。
  5. Bluetooth通信中に他のBluetooth機器からの干渉により、Err70が発生することがある現象を修正しました。
  6. "高速連続撮影+"で撮影を繰り返していると、ごく稀にErr70が発生する現象を修正しました。
  7. EFレンズを装着時に特定の操作を行うと、手ブレ補正が動作しなくなることがある現象を修正しました。
  8. 節電設定で[モニターオフ]が有効になった際に、HDMI出力が一瞬止まることがある現象を修正しました。

EOS R50 ファームウエア Version 1.4.0

EOS R50 V(Version 1.1.1)

  1. セキュリティ機能を向上しました。
    電源ON時にパスワードを要求する事ができるようになりました。
    ・初回にパスワードの設定が必要になります。
    ・設定変更によりパスワード要求画面を表示しないようにすることもできます。
    ・パスワード変更やネットワーク情報変更などの履歴を確認することができます。
  2. カメラ単体でも、インターネットからファームウエアをダウンロードして、アップデートできるようになりました。
  3. Bluetooth通信中に他のBluetooth機器からの干渉により、Err70が発生することがある現象を修正しました。
  4. "高速連続撮影+"で撮影を繰り返していると、ごく稀にErr70が発生する現象を修正しました。
  5. HDMI接続によるライブ配信時の[動画配信サイズ]設定画面において、選択できないフレームレート(119.9P[NTSC]および100.0P[PAL])とビットレートの誤表示を修正しました。

EOS R50 V ファームウエア Version 1.1.1

本誌:佐藤拓