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キヤノン、最新機能の小型軽量フルサイズ「EOS R8」

EOS R6 Mark IIのセンサー/エンジンを継承

キヤノンは、ミラーレスカメラ「EOS R8」を4月下旬に発売する。価格はオープン。キヤノンオンラインショップでの価格(税込)はボディ単体が26万4,000円、新レンズ「RF24-50mm F4.5-6.3 IS STM」を組み合わせた24-50mmレンズキットが29万3,700円。

35mmフルサイズセンサーを搭載するRFマウント機。「はじめてのフルサイズ」をコンセプトとしており、小型軽量な点が特徴。2019年発売のフルサイズローエンド機「EOS RP」(EOS R8発売後も併売)から各種機能が向上しているとする。

上位機EOS R6 Mark IIから受け継いだ約2,420万画素イメージセンサーと画像処理エンジンDIGIC Xを搭載。常用最高感度はISO 102400。電子シャッター時に最高約40コマ/秒の連写が可能なほか、検出可能な被写体も、人物(瞳/胴体/頭)、動物(犬/猫/鳥/馬)、乗り物(車/バイク/鉄道/飛行機)と充実した。

なお、電子先幕+メカシャッター時の連写速度が最高約6コマ/秒(EOS R6 Mark IIは同12コマ/秒)にとどまる点や、ボディ内手ブレ補正が非搭載、記録メディアがSDシングルスロットといった部分に、EOS R6 Mark IIとのクラス差がある。

4K動画機能が新たに60p記録(6Kオーバーサンプリング)に対応。連続撮影時間の30分制限もなくなり(最大2時間まで)、Canon Log3を搭載するなど、EOS RPと比べてより本格的な仕様となった。3.5mmヘッドホン端子を引き続き搭載している。

背面モニターは3.0型162万ドットのバリアングル式。EVFは0.39型236万ドット。

ネットワーク関連の機能は、USB接続でWebカメラとして使える機能や、キヤノンのWebサービス「image.canon」との連携に対応。

バッテリーはEOS RPやEOS R10と同じ「LP-E17」。USB Type-C端子からバッテリー充電・給電動作に対応する。

外形寸法は約132.5×86.1×70.0mm。重量は約461g(バッテリー、SD含む)、約414g(本体のみ)。

EOS RP用に登場した「エクステンショングリップEG-E1」が使える
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本誌:鈴木誠