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魚眼ズーム「LAOWA 8-15mm」にシネレンズタイプ
交換式マウントやフォローフォーカスに対応
2025年7月18日 11:15
株式会社サイトロンジャパンは、魚眼ズームタイプのシネマレンズ「LAOWA 8-15mm T2.9 FF Zoom Fisheye Cine」を7月18日(金)に発売した。
35mmフルサイズのイメージセンサーに対応し、ズーム全域でT2.9の明るさを実現した魚眼レンズ。
焦点距離8mmでは180°の円周魚眼、15mmではセンサー全面をカバーする対角魚眼と、1本で2種類の魚眼効果を使い分けられる。また、75°のズーム回転角により、スムーズな画角調整が可能。
写真向けとしては、同じ焦点距離のズーム式魚眼レンズ「LAOWA 8-15mm F2.8 FF Zoom Fisheye」が7月11日(金)に発売している。
採用マウントはArri PL。別売のバヨネット式交換マウントを利用することで、キヤノンRF、ソニーE、ニコンZ、富士フイルムX、Lの各マウントにも対応する。ただし、富士フイルムXマウントでは、イメージセンサーサイズが異なることから、35mmフルサイズと比べて画角は狭くなるという。
最短撮影距離は16cm、最大撮影倍率は0.23倍。重量は約590gと軽量で、35mmフルサイズ対応のシネマレンズとしてはコンパクトであるため、ジンバルやドローンでの使用にも適しているという。
金属製のハウジングを採用し、撥水・防汚コーティング「Frog Eye Coating」を施すなど、過酷な現場環境を想定した設計を採用する。
フォーカス、ズーム、絞りの各リングは0.8MODギアに対応しており、フォローフォーカスシステムとの連携もスムーズに行える。
- フォーマット:35mmフルサイズ
- フォーカス:マニュアルフォーカス(MF)
- 焦点距離:8~15mm
- 絞り値:T2.9~T22
- 最大画角:180°
- レンズ構成:9群13枚
- 絞り枚数:9枚
- 最短撮影距離:16cm
- 最大撮影倍率:0.23倍
- 外形寸法:84.8×62.5mm
- 質量:約590g(前後キャップを除く)
- 対応マウント:Arri PL
- 価格:29万7,000円