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LAOWAから焦点距離“9mm”の超広角レンズ

魚眼レンズを除きシネマ市場で最広角

株式会社サイトロンジャパンは、非魚眼レンズで最広角となる超広角シネマレンズ「LAOWA 9mm T5.8 VV Cine」の受注を4月11日(金)に開始した。価格は33万円前後。

対応マウントは、Arri PL、キヤノンRF、ソニーE、ニコンZ、Lマウント。

魚眼レンズを除くとシネマ市場で最広角となる134.8°の画角を持つ超広角レンズ。レンズの中心から周辺まで優れたシャープネスを実現し、直線が直線のまま描写できるという。

Vista Visionのイメージサークル46.31mmをカバーし、RED Raptor 8K VV(46.31mm)やAlexa LF Open Gate(44.71mm)などに対応する。

最短撮影距離は12cm。

質量は430g(Arri PLマウント)と軽量であるため、手持ちのほか、ジンバルやドローンなどでも利用できる。

なお、Arri PLマウントで利用する場合、使用するボディによってはレンズの後端がカメラボディに干渉する可能性があるという。

9mm T5.8 ©Josh Herum
9mm T5.8 ©Josh Herum
  • 焦点距離:9mm
  • 絞り範囲:T5.8-22
  • フォーマット:FF&VV
  • イメージサークル直径:φ46.3mm
  • 画角:134.8°
  • レンズ構成:10群14枚
  • 絞り羽根枚数:14枚
  • 絞りリング回転角:43.6°
  • フォーカスリング回転角:90°
  • 最短撮影距離:12cm
  • 距離指標:m/ft
  • 最大倍率:0.21倍
  • 外形寸法:84×41.3mm(Arri PL)
  • 質量:430g(Arri PL)
飯塚直

パソコン誌&カメラ誌を中心に編集者として活動後、2008年からフリーに転向したフリーランスエディター。商業の大判プリンターから家庭用のインクジェット複合機、スキャナー、デジタルカメラなどのイメージング機器が得意。現在、1児の父。子供を撮影する望遠レンズと、高倍率コンパクトデジタルカメラの可能性を探っている。