コンパクトなシネズームレンズ「LAOWA Ranger FF」に16-30mm T2.9が追加

株式会社サイトロンジャパンは、LAOWAの35mmフルサイズセンサー対応のシネズームレンズ「Ranger FF 16-30mm T2.9」「Ranger FF 16-30mm T2.9 LITE」を12月6日（金）に発売する。

後者の「LITE」は、通常モデルに対して軽量・高耐久を特徴とするモデル。基本性能に変わりは無い。

「Ranger FF」は、35mmフルサイズフォーマット対応のコンパクトシネズームレンズシリーズ。28-75mm T2.9と75-180mm T2.9が発売済み。今回、広角ズームレンズが加わったことで、16mmから180mmまでの焦点距離を一貫した色味で撮影できるようになったとする。

マウントは、Arri PL/キヤノンEFの交換式。別売の変換バヨネットを利用することで、キヤノンRF、ソニーE、ニコン Z、Lマウントに対応する。

ズーム全域で大口径T2.9を実現し、最短撮影距離は33cm。絞り開放での近接撮影では、滑らかな背景ボケが得られるという。また、歪曲収差を最小限に抑えたとし、画面の端から端までゆがみのない直線が保つという。

質量も799g（LITEバージョンは738g）と軽量。手持ち撮影のほか、ジンバルやドローンへの搭載による撮影も容易となる。

単体でのパッケージに加え、焦点距離の異なる3本のレンズをバンドルした「LAOWA Ranger FF 3-Lens Bundle（16-30mm、28-75mm、75-180mm）」（178万8,000円）と、「LAOWA Ranger FF 3-Lens Bundle（16-30mm、28-75mm、75-180mm）LITE」（222万2,000円）を用意する。

Ranger FF 16-30mm T2.9

Ranger FF 16-30mm T2.9 LITE

• 焦点距離：16-30mm
• 絞り：T2.9-22
• イメージサークル：φ43.2mm
• 画角：71.6°～107°
• フォーカスリング回転角：100°
• 絞りリング回転角：42°
• ズームリング回転角：100°
• レンズ構成：12群18枚
• 絞り羽根枚数：11枚
• 最短撮影距離：33cm
• フィルター径：φ77mm
• 外形寸法：φ80×107.4mm
• 質量：799g（Ranger FF 16-30mm T2.9）、738g（Ranger FF 16-30mm T2.9 LITE）
• 価格：65万5,000円（Ranger FF 16-30mm T2.9）、76万5,000円（Ranger FF 16-30mm T2.9 LITE）