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ソニー「α7 IV」「ZV-E1」にセキュリティ強化の最新ファームウェア

α7 IV

ソニーは5月21日(火)、ミラーレスカメラ「α7 IV」と「VLOGCAM ZV-E1」の最新ファームウェアを公開した。セキュリティ機能の見直しと動作安定性の向上が主な内容となっている。

「α7 IV」のバージョン5.01では、従来の「セキュリティ(IPsec)」機能を廃止し、より高いセキュリティ強度を持つ「アクセス認証」機能の使用を推奨している。また、Wi-Fi接続時の暗号化方式についても変更があり、「WPA」と「WEP」への対応を終了した。今後はセキュリティ強度がより高い「WPA2」または「WPA3」の使用が必要となる。

「ZV-E1」のバージョン2.01でも同様に、Wi-Fi接続における「WPA」と「WEP」のサポートを終了している。両機種とも動作安定性の改善も図られた。

ZV-E1

「α7 IV」は2021年12月に発売されたα7シリーズの中核モデルで、有効3,300万画素の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」を搭載している。静止画と動画の両方を撮影するハイブリッド層をターゲットに開発された。

「ZV-E1」は2023年4月に発売された“VLOGCAM”シリーズ初のフルサイズセンサー搭載モデルで、Vlog撮影に特化した機能を持つ。ソニーEマウントを採用し、レンズ交換に対応する。

本誌:佐藤拓