ニュース
中部国際空港「セントレア」20年の軌跡を1冊に
2025年2月14日 14:35
イカロス出版株式会社は2月13日(木)、中部国際空港(セントレア)の開港20周年を記念した書籍「中部国際空港セントレア開港20周年記念 Anniversary Book」を発売した。価格は1,870円。
2月17日(月)に20周年を迎えるセントレアをピックアップ。各ターミナルの設備や人気商業施設を紹介する「セントレアを楽しむ」、24時間体制の空港運営の舞台裏に迫る「セントレアの舞台裏」、約50社の就航エアラインを紹介する「セントレアを彩る翼たち」、1960年代の構想から現在までを初代社長らの証言で振り返る「セントレアの過去と未来」の4部で構成する。
セントレアは、拡張が困難だった名古屋空港(小牧)に代わる国際的なゲートウェイとして2005年2月17日(木)に開港。愛知県常滑市の沖合に建設された海上空港だ。非航空収入の拡大による経営安定を図る戦略を掲げ、テーマパークのようなエンターテインメント性豊かな商業施設を実現させた。
第1ターミナル4階の商業ゾーン「スカイタウン」には、日本の下町を思わせる「ちょうちん横丁」やヨーロッパの旧市街を模した「レンガ通り」を設置。飛行機を撮影しやすいワイヤー式フェンスを採用した「スカイデッキ」は、航空ファンに配慮した先駆的な取り組みとして、その後、全国の空港でも導入が相次いだ。
この20年間、第2旅客ターミナルの開業や、ANAが世界で初めて商業運航したBoeing 787初号機の展示施設「Flight of Dreams」のオープンといった取り組みを実現してきた。SKYTRAX社が認定する「5スター・エアポート」を3年連続で取得している。