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ソニー「α1」「α7S III」「α7 IV」に最新ファームウェア C2PAに対応…真正性情報の強化に
機能追加やワークフローの改善も
2024年3月28日 13:13
ソニーは3月28日(木)、ミラーレスカメラ「α1」「α7S III」「α7 IV」の最新ファームウェアを公開した。
3機種ともC2PAフォーマットに対応したことが大きな変化。これにより、画像に来歴情報とカメラで撮影されたことの真正性情報がデジタル署名として埋め込まれる。デジタル署名には3D深度情報を含むメタデータが含まれ、撮影された画像が3Dの物体か、それとも画像やビデオを撮影したものなのかを検証可能。さらに、C2PA準拠の編集ソフトウェアで画像編集を重ねても、編集来歴情報とカメラで撮影されたことの真正性情報を維持できる。
一部の報道機関には、画像の真正性を検証する真正性カメラソリューションを提供。同社の独自のデジタル署名技術と組み合わせて、フェイク画像から社会を守るための取り組みに貢献するとしている。2024年4月以降には「α9 III」でも対応予定だという。
そのほかでは、撮影機能の向上や撮影後のワークフローの改善が行われている。リレー再生や動画時のブリージング補正機能追加に加えて、ファイル転送プロトコル (FTP) の転送操作性が向上。スマートフォンを介さずカメラから画像や動画を直接クラウドサービス「Creators' Cloud」へのアップロードが可能となった。
α1(Ver.2.00)
モバイルアプリケーションへの対応
- Creators' Appに対応しました。
- Monitor & Controlに対応しました。
撮影・再生機能の追加- メディア間でのリレー再生ができるようになりました。
- ブリージング補正に対応しました。
- メインカメラのシャッタータイミングと連動して複数のサブカメラのシャッターを切る連動レリーズ機能に対応しました。
- モニターとファインダーが消灯時、Remote Camera Toolの画面上でフォーカス枠が表示されるようになりました。
- 手振れ補正のボディ・レンズ協調制御に対応しました。
- FTP転送状態などの複数の条件を使って再生する画像を絞り込むことができるようになりました。
- 1つのフォルダー番号に記録できる画像が最大9,999枚になりました。
- マルチ/マイクロUSB端子経由でのタイムコード入力に対応しました。タイムコード供給源となる機器などと本機を接続して、タイムコードを合わせることができます。
- 複数のIPTC Presetの登録/切替に対応しました。
- C2PAフォーマットに対応しました。(ライセンスの提供時期は未定です)
- 任意のカスタム・グリッドラインを表示できるようになりました。
FTP転送・ネットワーク機能の追加- カメラの画像を直接Creators' Cloudにアップロードできるようになりました。
- プロテクトした動画・静止画を自動でFTP転送予約できるようになりました。
- FTP転送で転送した動画/静止画に自動でプロテクトができるようになりました。
- FTP転送において、指定した画像を優先的に転送できるようになりました。
- USBストリーミング機能に対応しました。
- セキュアプロトコルにSFTPを追加しました。
- ワイヤレスLANのセキュリティがWPA3-SAEに対応しました。
- Creators' AppやImaging Edge Desktopからのリモート撮影や画像転送の接続時に、よりセキュリティを向上する機能を追加しました。
その他- 電源のOFF/ONでタイムコードが保持されない場合がある事象を改善しました。
- 動画撮影時の拡張ISOでの露出安定性を改善しました。
- 機能と動作安定性の向上をおこないました。
α7S III(Ver.3.00)
モバイルアプリケーションへの対応
- Creators' Appに対応しました。
- Monitor & Controlに対応しました。
撮影・再生機能の追加- メディア間でのリレー再生ができるようになりました。
- ブリージング補正に対応しました。
- DCI 4K(4,096×2,160)と24.00p記録に対応しました。
- FTP転送状態などの複数の条件を使って再生する画像を絞り込むことができるようになりました。
- 1つのフォルダー番号に記録できる画像が最大9,999枚になりました。
- マルチ/マイクロUSB端子経由でのタイムコード入力に対応しました。タイムコード供給源となる機器などと本機を接続して、タイムコードを合わせることができます。
- 複数のIPTC Presetの登録/切替に対応しました。
- C2PAフォーマットに対応しました。(ライセンスの提供時期は未定です)
- 任意のカスタム・グリッドラインを表示できるようになりました。
FTP転送・ネットワーク機能の追加- カメラの画像を直接Creators' Cloudにアップロードできるようになりました。
- プロテクトした動画・静止画を自動でFTP転送予約できるようになりました。
- FTP転送で転送した動画/静止画に自動でプロテクトができるようになりました。
- FTP転送において、指定した画像を優先的に転送できるようになりました。
- セキュアプロトコルにSFTPを追加しました。
- ワイヤレスLANのセキュリティがWPA3-SAEに対応しました。
- Creators' AppやImaging Edge Desktopからのリモート撮影や画像転送の接続時に、よりセキュリティを向上する機能を追加しました。
その他- 電源のOFF/ONでタイムコードが保持されない場合がある事象を改善しました。
- 動画撮影時の拡張ISOでの露出安定性を改善しました。
- 機能と動作安定性の向上をおこないました。
α7 IV(Ver.3.00)
- ネットワークストリーミングに対応しました。
- カメラの画像を直接Creators' Cloudにアップロードできるようになりました。
- Wi-Fiの電波強度が表示されるようになりました。
- 1つのフォルダー番号に記録できる画像が最大9,999枚になりました。
- C2PAフォーマットに対応しました。(ライセンスの提供時期は未定です)
- 任意のカスタム・グリッドラインを表示できるようになりました
- 電源のOFF/ONでタイムコードが保持されない場合がある事象を改善しました。
- 特定のカスタムキー操作で再起動する場合がある事象を改善しました。
- 動画撮影時の拡張ISOでの露出安定性を改善しました。
- 動作安定性を向上しました。