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α7 IVが「電子署名書き込み」機能に対応…各種動作の改善なども

ソニーは3月4日(火)、ミラーレスカメラ「α7 IV」の最新ファームウェアを公開した。新たに静止画への「電子署名書き込み」機能に対応している。

画像がそのカメラによって撮影されたものであることを証明する「電子署名」を付与できる機能。有償によるライセンスのインストールが必要で、いまのところ一部の報道機関の利用に限定されている。それ以外のユーザーへの提供時期は未定。

同社が一部報道機関向けに提供している、画像の真正性を検証する真正性カメラソリューションに関連したアップデートとなっている。生成AIの急激な進化に伴い、フェイク画像のまん延による影響と課題に対処するための取り組み。なおα1、α1 II、α9 IIIの3機種は1月に対応済み。

そのほか、各種事象および動作安定性を改善している。

1つは、撮影直後に記録フレームレートを切り替えた時、その後の撮影で音声と動画の速度が異なって記録される、あるいは動作が不安定になる現象を改善。

また、「ファンクションメニューに同じ項目を複数個登録した際にカーソルが正しく移動しない事象」と「静止画撮影モードでMOVIE(動画)ボタンを押して動画を記録中に、一部のボタン操作を受け付けない場合がある事象」を改善した。

本誌:宮本義朗