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2023年国内デジタルカメラ市場は7%増の120万台

平均価格も5%上昇 GfK Japan調べ

Gfk Japanは2月15日(木)、2023年の家電およびIT市場の販売動向を発表した。デジタルカメラを含むイメージング製品についても調査が及んでいる。

同社は特定の家電量販店・IT取扱店のPOSデータを元に、各製品ジャンルの販売動向を算出している。

2023年における家電小売市場は、全体で前年より-1.4%減の6.9兆円という結果に。コロナ禍による巣ごもり需要や特別定額給付金が発給された2020年をピークに、2021年以降は微減で推移している。

その中で前年を上回ったのは、カメラ関連製品と電話関連製品だ。カメラ関連製品について同社は、「旅行や各種イベントの再開」が追い風になったとみている。

デジタルカメラ

「デジタルカメラ」全体では前年比7%増の120万台を計上。2011年から市場縮小が続いているが、13年ぶりに数量ベースで増加した。

タイプ別では「コンパクトカメラ」が前年比6%増、「レンズ交換式カメラ」が同9%増。

「レンズ交換式」の内訳を見ると、やはり「ミラーレス一眼」が前年比15%増と好調。2年連続で二桁成長を見せている。あわせてデジタルカメラ全体の平均単価は9万3,000円となり、これも前年比で5%上昇した。

交換レンズ

「交換レンズ」全体の販売本数は前年比4%増の50万本を数えた。そのうち「ミラーレス一眼用」は前年比10%増。一方「一眼レフ用」は同23%減に。「ミラーレス一眼用」の割合は、前年より5ポイント増の86%を占めるに至った。「交換レンズ」全体の平均価格は、前年比7%上昇の10万2,000円。

本誌:折本幸治