ニュース
応募総数2万6,664点の「“PHOTO IS”想いをつなぐ。あなたが主役の写真展2023」が開幕
“写真を楽しむ”新企画 体験コーナーも充実
2023年8月25日 17:44
富士フイルムの参加型写真展「“PHOTO IS”想いをつなぐ。あなたが主役の写真展2023」が8月25日に開幕した。会期は東京会場が8月25日~8月30日、大阪会場が9月15日~9月18日。9月19日にはオンライン展示も開始される(~12月25日)。
応募した写真が“必ず”展示される一般参加型の写真展。「写真を撮る喜び、プリントして飾る楽しさをより多くの方に感じていただきたい」というコンセプトのもと、2006年にスタート。タイトルに「想いをつなぐ」と含まれているように、鑑賞者から作者にメッセージを送ることができる「絆ポスト」も名物となっている。
応募作品の変化は
今回の応募総数は2万6,664点で、前年比138%と向上した。Web応募が全体の51%、専用台紙での応募が33%、Instagramが16%だった。
PHOTO ISは出展者が希望する会場で必ず展示されるのが特徴。会場ごとの内訳は、東京会場が1万6,692点(前年比136%)、大阪会場が9,972点(前年比139%)となっている。
性別の内訳は男女で半々。年齢層も10代未満から90代以上に至るまで多岐にわたる。最も応募が多かったのは50代で全体の24.3%、そのあとに40代の22.0%とつづいた。
幅広い年齢層が参加することで、撮り方や被写体など、「写真を通して今が見える」というのが本写真展のコンセプトの一つにもなっている。
富士フイルム株式会社の青木宇雄氏によると、応募点数はコロナ禍前の2019年並みの水準に戻ったという。各地でイベントが復活したこともあり、撮影機会が増えたことにも起因すると分析した。応募作品の傾向としても風景や旅行、お祭り、スポーツを楽しむ姿など、外出先での作品が増加。マスク姿の写真がほとんど見られないという特徴もあったという。
新企画も盛沢山
新企画として東京および大阪会場でトークショー&ワークショップ「とっておきの○○を学ぼう!」を開催する。昨年の参加者アンケートで要望のあった、もっと上手に撮影したい、という声に応えるべく企画したという。写真家の撮影テクニックや、写真の楽しみ方を学べる機会となっている。
PHOTO ISの参加者や、写真やカメラに興味を持つ人のためのコミュニティサイト「PHOTO FUN PARK」を期間限定でオープン。撮影やプリントの悩み、撮影の楽しみ方、撮影スポットの共有などができる場としている。オープン期間は8月25日(金)~12月25日(月)。
東京会場は3つのエリアに
ここからは東京会場の様子をお届けする。
東京会場は3つのエリアに分かれている。いずれも東京ミッドタウンの中にあり徒歩で移動できるため、ぜひともすべてのエリアを訪れていただきたい。
第一会場となるのは「フジフイルム スクエア」。B1階~2階の3フロアにかけて、全国から寄せられた作品がずらりと並ぶ。応募部門ごとに展示されているほか、出展者の地域別に並んでいるため、お目当ての作品がある場合でも探しやすくなっている。
第2会場は「ガレリアB1Fアトリウム」に特設イベントスペースとして設けられている。INSTAX“チェキ”のインスタントカメラやスマホプリンター、ミラーレスデジタルカメラの最新モデルなど体験コーナーが充実。セルフ撮影・プリント体験コーナーでは、ブース内で撮影した写真をその場でハーフサイズプリントとしてプレゼントしてもらえる。
第3会場は「プラザB1Fメトロアベニュー」。長い通路に作品が並ぶ様子は壮観で、東京ミッドタウンに訪れた人も思わず足を止めて作品を眺めていた。
オンライン会場のオープン期間は9月19日(火)~12月25日(日)。サイト内では作品カテゴリやキーワード、出展者の都道府県などから作品の検索もできるため、ぜひ利用してみてほしい。
展示概要
東京会場
・会場:フジフイルム スクエア / 東京ミッドタウン(東京都港区赤坂9-7-3)
・会期:8月25日(金)~8月30日(水)
・時間:10時00分~19時00分(東京ミッドタウンは11時00分から)
大阪会場
・会場:グランフロント大阪 北館ナレッジプラザ(大阪府大阪市北区大深町3-1)
・会期:9月15日(金)~9月18日(月・祝)
・時間:10時00分~19時00分
オンライン会場
・会場:https://photo-is.jp/online/
・会期:9月19日(火)~12月25日(月)