写真展告知

富士フイルム、参加型写真展「PHOTO IS」を東京・愛知・大阪で開催

過去最多の2万8,674点を展示

2023年開催時の東京会場の様子

富士フイルム株式会社は、参加型写真展「“PHOTO IS”想いをつなぐ。あなたが主役の写真展 2024」を8月17日(土)から順次開催する。会場は東京、名古屋、大阪、オンラインの4カ所。名古屋会場は2019年以来5年ぶりの復活となる。

同写真展は、2006年に「"PHOTO IS"10,000人の写真展」としてスタートし、今年で18回目を迎える。最大の特徴は、応募者全員の作品が必ず展示される点。富士フイルムは、「写真を撮る喜び、プリントして飾る楽しさをより多くの方に感じていただきたい」というコンセプトのもと、この参加型写真展を続けている。

今回の応募総数は前回比8%増の2万8,674点で過去最多記録となった。

富士フイルム コーポレートコミュニケーション部 宣伝部長の松島大泉氏は報道説明会で、コロナ禍からの回復もあり「旅行やイベント等を楽しむ様子を写した作品が数多く集まりました」と報告した。

展示は4部門で構成される。テーマやジャンルを問わない「お気に入りの1枚」部門、趣味や好きなものを写した「見せたい!わたしのイチオシ!」部門、新設の「笑顔になる瞬間(とき)」部門、Instagramで投稿された作品を展示する「インスタグラム」部門。そのうち「インスタグラム」部門は10のカテゴリ(猫、犬、家族、風景、旅、仲良し、推し、日常、笑顔、その他)に分かれている。

新設された「笑顔になる瞬間」部門は、富士フイルムグループが創立90周年を機に制定した新たなパーパス「地球上の笑顔の回数を増やしていく」に基づくもので、見ると思わず笑顔になる作品を募集した。

新設された「笑顔になる瞬間(とき)」部門の作品

写真展の趣旨に賛同した9つの企業との共同企画もあり、それぞれ独自のテーマで作品を募集。これらの作品も各会場で展示される。

写真投稿&共有サイト「GANREF」とのコラボテーマで応募された作品

特別企画「心に響いた100選」も実施。著名人や写真家10名が選出した100作品と選者自身の作品10点の計110作品を、東京、名古屋、大阪の各会場だけでなく、オンライン展示サイトと写真愛好家向けWebメタバース「House of Photography in Metaverse」(8月16日~9月16日)でも展示する。

会場では様々な体験イベントも用意されている。写真家やアナウンサーによるトークショー&ワークショップ、ミラーレスデジタルカメラ「Xシリーズ」でのセルフ撮影・プリント体験、instax"チェキ"やデジタルカメラの試用コーナーなどが設けられる。

空間演出用プロジェクター「FP-Z8000」を活用した幻想的な没入空間の体験コーナーも新たに加わった。壁に映し出された花火や金魚のモチーフに触れると絵が動き出すなど、臨場感ある空間を楽しむことができる。

Spotify Japanとの「音楽と季節をめぐるミュージックキャンペーン」も実施。応募作品の中からそれぞれのテーマに沿った写真を選定し、Spotify上で季節を表すテーマ曲の背景画像として使用されるというもの。Spotify Japan代表のトニー・エリソン氏は「音楽と思い出、写真の関わりが深いことを改めて確認しました」と語り、音楽と写真の融合という新しい試みへの期待を示した。

東京会場限定の特別展示として、富士フイルムグループ創立90周年を記念して、ポートレートの巨匠ユーサフ・カーシュの作品15点を展示。ウィンストン・チャーチル、シャガール、ヘミングウェイ、ヘレン・ケラーなど、各界の著名人のポートレート写真が鑑賞できる。

「絆ポスト」も継続して設置され、来場者が共感した作品へのメッセージを出展者に届ける取り組みも行われる。この写真を通じたコミュニケーションは、新たな絆を生み出す場として機能しているという。

東京会場

  • 会場:東京ミッドタウン
  • 会期:2024年8月17日(土)~8月21日(水)

愛知会場

  • 会場:ナディアパーク
  • 会期:2024年8月23日(金)~8月25日(日)

大阪会場

  • 会場:グランフロント大阪
  • 会期:2024年9月13日(金)~9月16日(月・祝)

オンライン