ニュース

「α6700」が初登場1位を獲得。「Z 9」は“中古部門で初登場1位”

Map Cameraの7月ランキング

シュッピン株式会社は8月7日、カメラ専門店「Map Camera」のECサイトおよび、店頭における7月1日~7月31日の新品・中古デジタルカメラ売り上げランキングを発表した。

新品デジカメ販売月間ランキング

α6700

1位:α6700
2位:EOS R6 Mark II
3位:α7 IV
4位:α7R V
5位:Z 8
5位:VLOGCAM ZV-E10
7位:X-H2
7位:X-S20
7位:OM-1
10位:GR III

7月28日に発売した「α6700」が初登場で1位を獲得した。同社ではボディ単体の方がレンズキットよりも圧倒的に販売数を伸ばしており、新規ではなく買い替えをするユーザーが多かったと推測している。ソニーはこのほか3位に「α7 IV」、4位に「α7R V」、同数5位に「VLOGCAM ZV-E10」と計4機種がランクインした。

「α7 IV」については、6月25日から開催しているキャッシュバックキャンペーン(9月25日まで)の影響で販売数が伸びたと同社は分析。「VLOGCAM ZV-E10」は店頭での問い合わせは多くないものの、オンラインでの購入が多い状況という。

2位には「EOS R6 Mark II」がランクイン。同社では同カメラが人気の高さを維持しており、今回は供給も安定したことで前回5位から再浮上を果たしたとしている。メーカーのキャッシュバックキャンペーンの対象機種にもなっており、本ランキングでも「長らく遠のいていた1位復活も十分狙えそう」と同社は予想している。

前回2位だった「Z 8」は同数5位にランクダウン。メーカーからマウントに関する不具合が告知されたことに伴い入荷が不安定になったとしており、同社では現在でも取り寄せ状態が続いているという。

中古デジカメ販売月間ランキング

Z 9

1位:Z 9
2位:α7 III
3位:GR III
4位:Z fc
5位:X-S10
6位:Z 6
7位:Z 7II
7位:Z 6II
9位:EOS RP
10位:α7R III

ニコンのフルサイズミラーレスカメラ「Z 9」が、“中古部門での初登場1位”となった。5月に行われた価格改定により、新品と中古の価格差が大きくなったことが要因と同社は分析。しかし今回販売数を伸ばしたことで中古在庫が減少しており、同ランキングで上位を維持するのは難しいと予測している。

ニコンのカメラはこのほか、4位に「Z fc」、6位に「Z 6」、同7位に「Z 7II」「Z 6II」と計5機種がランクイン。「Z fc」においては、3月に登場したブラックモデルも中古品が出回るようになったことで販売数が伸びたという。「Z 7II」は、Z 9と同様に中古ランキングには初登場。こちらも新品と中古の価格差が大きく、今後も中古の人気が続きそうだとしている。

3カ月連続で1位だった「α7 III」は2位を獲得。ソニーはこのほか10位に「α7R III」がランクインした。

本誌:宮本義朗