ニュース

ニコン、Z マウント初のDX単焦点「NIKKOR Z DX 24mm f/ 1.7」。4万円

ニコンは、Z マウントレンズ「NIKKOR Z DX 24mm f/1.7」を6月23日に発売する。価格はオープン。店頭予想価格は税込4万700円。

5月31日に海外で発表されたZ マウントレンズ。DX(APS-C)フォーマットに対応し、35mm判換算36mm相当の画角を得られる。表現の幅を広げたいDX機ユーザーに向け、キットレンズの次に買う2本目のレンズとして訴求する。

発売済みのレンズのスペックも考慮し、DX機を使うユーザー層がスナップ撮影などに普段使いしやすいことから24mmの焦点距離を選択。小型軽量かつ開放絞りが明るく、万能な画角として24mm F1.7の仕様を決めたとしている。描写力は一眼レフ用Fマウントレンズ「AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G」と同等で、ピント面の色づきは同レンズより改善しているという。

レンズ構成は8群9枚(非球面レンズ2枚を含む)。最短撮影距離は0.18m。レンズ前のワーキングディスタンスは約0.12mとしている。絞り羽根は7枚の円形絞り。最小絞りはF11。フィルター径は46mm。

AFはステッピングモーターで駆動。静かな場所でもAF動作音を気にせず動画撮影を行えるとしている。また、ピント位置によって画角が変動するフォーカスブリージングも抑えたという。

鏡筒にはクリックのないコントロールリングが備わる。割り当てられる機能は、フォーカス(M/A)、ISO感度、絞り値、露出補正。

外形寸法は約φ70×40mm(マウント面からレンズ先端まで)。質量は約135g。ねじ込み式のレンズフード「HN-42」(単体購入は税込実売3,300円前後)を同梱する。

本誌:鈴木誠