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JINBEI、各社のTTLに1台で対応するスピードライト

可倒式のワイヤレストリガーも

2023年6月1日 13:00

スピードライト HD-2MAX

株式会社サンテックは5月31日、JINBEIブランドのスピードライト、ワイヤレストリガー、関連アクセサリ－を発表した。近日中の発売を予定している。

スピードライト HD-2MAX

丸型ヘッドにΩ型のフラッシュチューブを採用した最大出力80Wsのクリップオンストロボ。

OM SYSTEM、キヤノン、ソニー（ホットシューアダプターSを利用）、ニコン、パナソニック、富士フイルム各社のTTLオートとHSS（ハイスピードシンクロ）に対応するインテグレーテッドホットシューを装備。

また、JINBEIストロボワイヤレスシステムに対応。マスターモードおよび、スレーブモードが利用できる。

丸型ヘッドは水平方向に360度、垂直方向に90度回転するため、天井/壁面のバウンスなどのライティングが可能。

丸型ヘッドの前面にはマグネットを装備し、付属のバウンスカードや別売のアクセサリーを装着できる。

フル発光時でのリサイクリングタイムは1.3秒。フル発光から1/256までの調光に対応する。

放熱性能の向上によりオーバーヒートが抑制され、従来品では40～50回以上となっていた連続発光回数が、100回以上と向上。

操作音のON/OFFなどの設定は、2.8インチのカラータッチパネルから行う。

出力：80Ws
GN：60
リサイクリングタイム：0.05～1.3秒
出力レベル：M/HSS：1.0～9.0（1/256～1/1）、TTL：±3.0EV
ズーム機能：6段階（0～5）、A0～A5（約28～105mm）
フラッシュモード：TTL（オート）、M（マニュアル）
シンクロモード：先幕シンクロ、後幕シンクロ、HSS
閃光時間（t=0.5）：標準1/1,700～1/29,600s、FRE1/2,250～80,000s
色温度：5,500K±200K
モデリングランプ：LED COB 3W（3,100～3,400K）
ワイヤレス制御：2.4GHz（送信距離：約100m）
CH/GR：マスター時31CH（01～31）/6GR（A/B/C/D/E/F）、スレーブ時31CH（01～31）/16GR（A/B/C/D/E/F/G/H/I/J/L/O/P/Q/S/U）
バッテリーパック：DC11.1V 1,600mAh
発光回数（フル発光）：500回以上
充電時間：約5時間
電池寿命：充電サイクル約300回
スリープタイム：スリープ1.5分（自動OFF20分）/スリープ20分（自動OFF40分）
その他機能：ビープ音、AFアシスト、ファームウェアアップデート、初期設定
外形寸法：215×79×79mm
重量：460g（バッテリー含むと600g）
市場想定価格：税込5万8,000円

「スピードライト HD-2MAX」と同等のスペックで、ソニー専用となるクリップオンストロボ。その他の仕様はベースモデルに準ずる。市場想定価格も同じく税込5万8,000円。

「スピードライト HD-2MAX」では、別途用意した「ホットシューアダプターS」を利用する事でソニー製カメラに対応するが、こちらは対応するホットシューを初めから装備した専用製品となる。

OM SYSTEM、キヤノン、ソニー（ホットシューアダプターSを利用）、ニコン、パナソニック、富士フイルムのTTLオートとHSSに対応したワイヤレストリガー。

本体の角度は3段階で、最大90度の調整が可能。

内蔵バッテリーは着脱式。

本体中央のファンクションキーと液晶ディスプレイを利用して、各種設定・確認が行える。

ロックボタン長押しによるロック機能も備えている。

スマートフォン用アプリを利用した操作にも対応する。

主な仕様

「ワイヤレストリガー TR-Q7II」と同等のスペックで、ソニー専用にアレンジした製品。別売の「ホットシューアダプターS」を利用することなく、ソニー製カメラに対応する。市場想定価格もベースモデルと共通で税込1万7,600円。

「スピードライトHD-2MAX」専用のバッテリーパック。市場想定価格は税込9,900円。

フル充電であれば、フル発光で500回以上の発光が可能。

容量は1,600mAh（17.76Wh、11.1V）。充電時間は約5時間。重量は130g。

飯塚直

（いいづかなお）パソコン誌＆カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。