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ブラックモデル登場で「ニコン Z fc」が1年7カ月ぶりの新品部門1位に

Map Camera3月ランキングより

シュッピン株式会社は4月10日、カメラ専門店「Map Camera」のECサイトおよび、店頭における2023年3月1日~3月31日の新品・中古デジタルカメラ売り上げランキングを発表した。

新品デジカメ販売月間ランキング

ニコン Z fc

1位:ニコン Z fc
2位:キヤノン EOS R6 Mark II
3位:富士フイルム X-S10
4位:ニコン Z 9
5位:富士フイルム X-T5
6位:パナソニック LUMIX S5II
7位:ソニー α7 IV
8位:ソニー α7R V
9位:富士フイルム X-H2
10位:ニコン Z 6II

ニコンのAPS-Cミラーレスカメラ「Z fc」が2021年8月以来の、1年7カ月ぶりとなる首位を獲得した。同機種は3月3日にブラックモデルが新たに登場しており、それが今回の同社におけるZ fc販売総数の9割を占めた。従来のシルバーモデルから買い替えるユーザーもいたという。ニコンはこのほか4位に「Z 9」、10位に「Z 6II」がランクインしている。

2位にランクインしたのはキヤノンの「EOS R6 Mark II」。供給が安定しており、同社でも高い人気を維持しているという。キヤノンのランクインはこの1機種のみにとどまったが、ランク外の11位に「EOS R7」、12位に「EOS R50」、13位には「EOS R10」とAPS-C機が並んでいる。

富士フイルムの「X-S10」が3位を獲得。5位に入った「X-T5」とともに供給不足の状態が続いているという。9位には「X-H2」もランクインした。

前回1位だったパナソニックの「LUMIX S5II」は6位に順位を落とした。お取り寄せ状態だったダブルレンズキットも品薄を解消しているという。同社ではこのダブルレンズキットがボディ単体、ズームレンズキットの販売数をはるかに上回る状況にあるとしている。

中古デジカメ販売月間ランキング

ソニー α6400

1位:ソニー α6400
2位:富士フイルム X-S10
3位:ソニー α7C
4位:富士フイルム X-T4
5位:ソニー α7 IV
6位:ソニー α7 III
7位:キヤノン EOS 5D Mark IV
8位:キヤノン EOS R
9位:リコーイメージング RICOH GR III
9位:キヤノン EOS R6
9位:富士フイルム X-T3

ソニーの「α6400」が中古部門1位を獲得した。同機種が中古ランキングで首位となるのは初のことだという。ソニーはこのほか、3位に「α7C」、5位に「α7 IV」、6位に「α7 III」と計4機種がランクインした。

2位は、新品部門でもランクインした富士フイルムの「X-S10」。新品の供給不足により、中古を選択する人が多くなる状況が続いていると同社はコメント。富士フイルムはこのほか4位に「X-T4」、同数9位に「X-T3」と計3機種がランクインしている。

キヤノンのデジタル一眼レフカメラ「EOS 5D Mark IV」が7位を獲得した。このほかミラーレスカメラの「EOS R」が8位に、「EOS R6」が同数9位に位置している。

リコーイメージングのレンズ一体型カメラ「RICOH GR III」が同数9位にランクインした。「GR IIIx」はランク外の13位となっている。

本誌:宮本義朗