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富士フイルム、最短撮影距離10cm・等倍撮影対応の標準マクロ「XF30mmF2.8 R LM WR Macro」。9.8万円
2022年11月2日 23:04
富士フイルム株式会社は、Xシリーズ用の交換レンズ「フジノンレンズXF30mmF2.8 R LM WR Macro」を11月25日に発売する。希望小売価格は税込9万7,900円。
35mm判換算で46mm相当の画角を有するマクロレンズ。ワーキングディスタンス最短約1.2cmとしたほか、最大撮影倍率1倍(35mm判換算1.5倍)の等倍撮影に対応する点が特徴。
Xマウントレンズの現行ラインアップでは、「XF60mmF2.4 R Macro」「XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro」に次ぐ3本目のマクロレンズとなる。最短撮影距離はXF60mmF2.4が0.267m、XF80mmF2.8が0.25m、本レンズが0.1mとなっている。
レンズ構成は9群11枚。非球面レンズ3枚とEDレンズ2枚を採用し、色収差や球面収差、像面湾曲などの諸収差を抑制した。
絞り羽根の枚数は9枚(円形絞り)。最小絞りはF22。
AF駆動はリニアモーターを採用。高い分解能をもつリニアモーターとしており、被写界深度が浅くなるマクロ撮影においても、正確なピント合わせが可能としている。インナーフォーカス方式を採用した。
鏡筒の9カ所にシーリングを施した防塵・防滴・-10度の耐低温構造を採用。
最大径×全長は約60×69.5mm。重量は約195g。フィルター径は43mm。非球面レンズの形状や配置を最適化したほか、レンズの構成部品を軽量化したことで、レンズ本体の小型化を実現したとしている。