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シリーズ最広角かつ約215gの単焦点レンズ「XF8mmF3.5 R WR」

富士フイルムは、Xシリーズ用交換レンズ「フジノンレンズ XF8mmF3.5 R WR」を6月29日に発売する。希望小売価格は税込12万9,800円。

Xシリーズレンズで最広角となる、35mm判換算12mm相当の単焦点レンズ。対角画角は約121度。超広角ながら、長さ約52.8mm・質量約215gの小型軽量に抑えた点が特徴。高い携帯性により、風景や建築物、日常や旅行先でのスナップ撮影など幅広いシーンに活用できると訴求する。

なお、Xシリーズレンズには広角端が同じく焦点距離12mm相当のズームレンズ「XF8-16mmF2.8 R LM WR」(2018年発売)がある。同レンズは外形寸法が約φ88×121.5mm、質量が約805gとなっている。

レンズ構成は9群12枚。非球面レンズ3枚とEDレンズ2枚を使用しており、歪曲収差や球面収差、非点収差を抑制した。中間部のレンズを駆動させるインナーフォーカス方式を採用。

一般的に大型化しやすい傾向にある超広角レンズだが、本モデルは非球面レンズとEDレンズの配置により小型・軽量化を実現したという。フィルター径を62mmにできたのも、非球面レンズを前側に配置したためとしている。

鏡筒は10カ所にシーリングを施した防塵・防滴・耐低温(-10度)構造。レンズの前玉にはフッ素コーティングを施している。

最短撮影距離は0.18m。最大撮影倍率は0.07倍。絞り羽根の枚数は9枚(円形絞り)。最小絞りはF22。

外形寸法は約φ68×52.8mm。重量は約215g。

本誌:宮本義朗