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コシナ、ニコンZマウント用「APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical」を5月発売。13.2万円

“フォクトレンダー史上最高性能の標準レンズ”

コシナは、フォクトレンダーの交換レンズ「APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical」ニコンZマウント用を5月に発売する。希望小売価格は税込13万2,000円。

ニコンFXフォーマット(35mmフルサイズ)に対応するMFレンズ。DXフォーマット(APS-C)対応の「NOKTON D35mm F1.2」(4月6日発売)に続き、Zマウントの形状およびカメラとの通信について、ニコンとのライセンス契約の下で開発・製造している。

APO-LANTHAR(アポランター)の名前は、光の三原色を構成するRGBの軸上色収差を限りなくゼロに近づける「アポクロマート設計」に由来。現在ではフォクトレンダーの中でも特に高性能なレンズに与えられる称号として受け継がれ、鏡筒デザインの中にRGBの差し色を配しているのが特徴。

APO-LANTHAR 50mm F2 Asphericalは“フォクトレンダー史上最高性能の標準レンズ”として、ソニーEマウント用と、ライカMマウント用のVMマウントが発売済み。これら2本はレンズタイプは共通だが、使用する硝材なども異なる。Zマウント用はEマウント用をベースにレンズ間隔の調整などを行い、イメージセンサー部分の厚さの差によって生じる像面湾曲やコマ収差を解消したという。

レンズ構成は、異常部分分散ガラス5枚、両面非球面レンズ2枚、フローティング機構を含む8群10枚。最短撮影距離は0.45m。絞り羽根は12枚(開放のF2、F2.8、最小のF16で円形)。

電子接点を介したカメラとの通信にも対応。対応ボディ(要最新FW)では、フォーカスポイント枠色変化やExifデータの書き込み、ボディ内手ブレ補正機構との連動などを利用できる。

最大径×全長は67.6×64.3mm。重量は347g。フィルター径は52mm。専用のねじ込み式レンズフードが付属する。

本誌:鈴木誠