ニコン用フォクトレンダー「APO-LANTHAR」35mm・50mmがII型に

コシナは10月2日（水）、フォクトレンダーの交換レンズ「APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical II」および「APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical II」ニコンZマウント用を発表した。35mmは12月に、50mmは11月に発売する。価格はいずれも14万3,000円。

35mmフルサイズフォーマットに対応するMFレンズ。2024年6月に生産終了した交換レンズ「APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical」および「APO-LANTHAR 50mm F2 APO-LANTHAR」の後継モデルとなる。従来機同様にニコンとのライセンス契約の下で開発・製造している。

従来モデルとの主な違いは、他のZマウントモデルとデザインのテイストを共通化したこと。さらに、レンズフードのリバース装着が可能になった。共にねじ込み式からバヨネット式にもなっている。

変更となったレンズフード

「35mm F2 Aspherical II」に関しては、ピントリングの回転角が250°となり、遠距離でのフォーカシング操作の精度が向上したという。

電子接点を備えており、カメラとの通信にも対応。対応ボディとの組み合わせでは、フォーカスポイント枠色変化などのピント合わせ機能やExifデータの書き込み、ボディ内手ブレ補正などが利用できる。

APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical II

レンズ構成：9群11枚（異常部分分散ガラス5枚、両面非球面レンズ2枚含む）
絞り羽根：12枚（F2、F2.8、F5.6、F16で円形絞り）
最短撮影距離：0.27m
最大撮影倍率：1:4.47
フィルター径：58mm
外形寸法：φ68.8×70.4mm
重量：420g

APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical II

レンズ構成：8群10枚（異常部分分散ガラス5枚、両面非球面レンズ2枚含む）
絞り羽根：12枚（F2、F2.8、F16で円形絞り）
最短撮影距離：0.45ｍ
最大撮影倍率：1:6.46
フィルター径：58mm
外形寸法：φ68.8×64.3mm
重量：370g