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コシナ、レトロスタイルの小型準広角「HELIAR 40mm F2.8 Aspherical VM/L」。ライカM/スクリュー互換の2タイプ
2022年2月16日 09:00
コシナは、フォクトレンダーブランドの交換レンズ「HELIAR 40mm F2.8 Aspherical VM/L」を2022年3月に発売する。希望小売価格(税込)はシルバーが7万4,800円、ブラックペイントが7万8,100円。
フォクトレンダー伝統のヘリアタイプをベースとした3群5枚構成を持つ、小型の準広角レンズ。非球面レンズも用いた現代的な性能を特徴としている。マウントは、ライカMマウント互換のVMレンズと、ライカスクリューマウント(通称Lマウント)互換のLレンズの2種類を用意する。
本レンズは2014年にソニーEマウント用として登場したVMレンズ「HELIAR 40mm F2.8」の光学系をライカMデジタル向けに最適化し、ヘリコイドを内蔵したもの。先のソニー用は鏡筒にヘリコイドを持たず、「VM-E Close Focus Adapter」の接写機構をピント合わせに使用していた。
外観デザインは、回転ヘリコイドや無限ロックボタンの採用など、レトロスタイルを反映。至近でもレンズの外側にヘリコイドが露出しない設計とし、埃などに配慮したという。いずれも最短撮影距離の0.7mまで距離計に連動。VMマウント版は50mmのブライトフレームが自動表示される。
外装素材は真鍮。シルバーはクロームメッキの梨地仕上げ。ブラックペイントはマウント部も黒くし、無限ロック、フォーカスレバー、近距離ストッパーなどはニッケルメッキ仕上げとした。付属のレンズフードとかぶせ式キャップはアルミ製。
レンズ構成は3群5枚(非球面1枚を含む)。絞り羽根は10枚。フィルター径は34mm。
VMの最大径×全長・重量は52×21.2mm・131g。Lは同47×20.2mm・110g。