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ライカの腕時計「ライカWatch」発売。129万円から

シャッターボタンのようなプッシュ式リューズ採用

左からライカL1、ライカL2

ライカカメラ社は、腕時計「ライカWatch」の2機種「ライカL1」「ライカL2」を2月19日にライカ銀座店で発売する。価格はL1が税込129万8,000円、L2が税込181万5,000円。

ライカの哲学や「本質へのこだわり」といったポリシーを反映したという腕時計。2018年6月にプロジェクトが発表され、2018年秋以降の発売を予告していた。

ライカL1
ライカL2

ライカWatchの外観デザインは、これまでにもライカ製品のデザインに携わった実績を持つアヒム・ハイネ教授(ベルリン芸術大学)がコンセプトを担当。ライカが生み出してきた様々な歴代製品の特徴がさりげなく取り入れられているという。

具体的には、針とアプライドインデックスのデザイン、ステンレススチール製ケースのフォルム、リューズに施したローレット、カメラレンズの前玉を彷彿させるドーム型風防などから“ライカらしさ”が感じ取れるとしている。

パワーリザーブウィンドウ
針とアプライドインデックス(L2)
デイトおよびデイ&ナイト表示(L2)

特許を取得したというプッシュ式のリューズは、カメラのシャッターボタンのように押し込むことで時刻合わせが可能になるのと同時に、秒針が帰零(ゼロの位置に戻って停止)する仕組み。ライカの製品にふさわしいオリジナリティのあるメカニズムとしている。

側面。プッシュ式リューズにはセラミック製の赤いインサート付き。ドーム風防にはレンズのようなカーブ

L1/L2の2機種とも、新開発の手巻きムーブメントを搭載する機械式腕時計。裏蓋にサファイアガラスを採用したシースルーバックになっている。既存のライカ製品と同様に“Made in Germany”を重要視し、ドイツのレーマン・プレシジョン社とのパートナーシップにより、ムーブメントなどの多くの部品をドイツのシュヴァルツヴァルト地方にある同社工場で開発・製造したという。

ライカL1/L2の主な基本仕様は、ムーブメントが2万8,800振動/時の手巻きで、パワーリザーブは60時間以上。2時方向に日付設定ボタンが備わる。ケース素材は316Lステンレススチール。ケース直径は41mm、厚さは14.5mm。防水性能は50m(5 ATM)。

GMT機能を持つL2のみ、12時間表示のGMTベゼルとデイ&ナイト表示を搭載。4時方向にGMT設定リューズが備わる。ストラップは、L1がカーフレザー、L2がアリゲーターレザー。いずれも同系色のステッチを施しており、裏面がレッド。

ライカL2
本誌:鈴木誠