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各社ミラーレスカメラなどが「グッドデザイン・ベスト100」に選出

シグマIシリーズは「グッドフォーカス賞(技術・伝承デザイン)」も受賞

公益財団法人日本デザイン振興会は10月20日、2021年度のグッドデザイン賞各賞を発表した。本稿ではカメラ関連でグッドデザイン・ベスト100以上を受賞した製品について取り上げる。

グッドデザイン・ベスト100(グッドデザイン金賞等特別賞候補)には、キヤノンEOS R3、富士フイルムGFX100S/GFX50S II、ソニーCinema Line VENICE/FX9/FX6/FX3およびXperia PRO、シグマのミラーレスカメラ用レンズ(SIGMA Iシリーズ)、KanDao Technologyの12K panoramic camera [Kandao Obsidian Pro]が選ばれた。

グッドデザイン賞は、全ての応募対象の中から“くらしや産業や社会の質を向上させる優れたデザイン”と認められるものに「グッドデザイン賞」を贈り、その中から優れた100件を「グッドデザイン・ベスト100」として選出。さらにグッドデザイン・ベスト100の中から審査委員会によって「グッドデザイン金賞」「ファイナリスト(大賞候補)」「グッドフォーカス賞」を選出する。「グッドデザイン大賞」(11月2日発表)は、大賞候補の中から審査委員とその年の受賞者などが選ぶ。

なお、シグマのIシリーズは、グッドデザイン・ベスト100と共に「グッドフォーカス賞(技術・伝承デザイン)」にも選ばれている。同賞は“高度な技術や技能によって実現された、特に優れたデザインの製品であると認めるもの”に与えられる中小企業庁長官賞。

上記の受賞製品を含む展示会「GOOD DESIGN SHOW 2021」は、10月20日から11月21日まで特設Webサイトと東京ミッドタウン・デザインハブで開催。リアル会場は事前予約制としている。

また、グッドデザイン賞の公式YouTube動画では、審査委員による審査のポイント解説も見られる。

2021年度グッドデザイン賞 審査の視点トークセッション[審査ユニット06:映像/音響/情報機器]
本誌:鈴木誠