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単体で購入するよりも約5,000円オトクに。銘匠光学TTArtisanのAPS-C対応17/35/50mmの3本セットパッケージが登場

株式会社焦点工房は7月15日、銘匠光学TTArtisanの交換レンズの3本セットを直販限定で発売した。販売価格は3万3,800円(税込)。

TTArtisanの17mm f/1.4 C ASPH、35mm f/1.4 C、50mm f/1.2 Cのセット。ソニーE、富士フイルムX、キヤノンEF-M、マイクロフォーサーズの各マウント用をラインアップしている。価格はいずれも同じ。

左から17mm、35mm、50mm

セットを構成する各3本のレンズは、いずれもAPS-CセンサーのイメージサークルをカバーするMF単焦点レンズで、電子接点は備えていない。

いずれも製品名に「C」を冠しており、コンパクトなサイズ感の実現を特徴としている。本3本セットの特徴について、同社は「広角から中望遠に対応可能で、TTArtisan特有の『写り』や『マニュアルの操作感』などを様々なシーンで味わえます」と説明している。

各レンズの単体販売価格(税込。直販サイトの場合)は、17mmが1万5,930円、35mmは8,910円、50mmは1万3,950円。個別に購入すると合計3万8,790円となるが、セット版で購入すると、4,990円お得に購入できることになる。

各レンズの概要は以下のとおり。

TTArtisan 17mm f/1.4 C ASPH

3本セットの中で唯一非球面レンズを採用する製品。レンズ構成は8群9枚で、最小絞りはF16、絞り羽根は10枚。最短撮影距離は0.2mで、フィルター径は40.5mm。

最大径×全長は約56×57.5mm。外装にはアルミニウム合金が用いられており、質量は約250g。

サンプルカット(焦点工房提供)

TTArtisan 35mm f/1.4 C

ダブルガウスタイプのレンズ構成を採用したという製品で、自然で美しいボケ味を実現したとしている。レンズ構成は6群7枚で、最小絞りはF16、絞り羽根は10枚。最短撮影距離は0.28mで、フィルター径は39mm。

最大径×全長は約56×50mm。金属外装を採用しており、質量は約180g。

セット構成にはないが、単体販売版ではニコンZマウントと、ライカLマウント用もラインアップしている。

サンプルカット(焦点工房提供)

TTArtisan 50mm f/1.2 C

中望遠相当の画角ながら開放F1.2の明るさにより、ポートレートや光量の乏しい場面で活躍する1本として訴求しているレンズ。

レンズ構成は5群7枚(高屈折低分散レンズ3枚を含む)で、最小絞りはF16、絞り羽根は10枚。最短撮影距離は0.5mで、フィルター径は52mm。

最大径×全長は約62×55mm。金属外装を採用しており、質量は約335g。

セット構成にはないが、本レンズも単体販売版ではニコンZマウントと、ライカLマウント用もラインアップしている。

サンプルカット(焦点工房提供)
本誌:宮澤孝周