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タッチパネルボタンとツマミ操作を継承。ほぼ半額になった「Loupedeck Live」

ライブ配信ソフトとも連携

Loupedeck(本社:フィンランド)は7月5日、写真や映像制作用途向けのコントロールデバイス「Loupedeck Live」を発売した。直販サイトでの販売価格は3万7,900円(税込)。

アドビの画像編集・管理ソフトPhotoshopやLightroom Classic、Lightroomのほか、Premiere ProやAfter Effects、Illustrator、Final Cut Pro X、Capture One Proなどで利用できるコントロールデバイス。タッチボタン式のコンソール表示とダイヤルを備えた直感的な操作に対応したインターフェースが特徴となっており、ワークフローの効率化をサポートするとしている。

同社はこれまでLoupedeck、Loupedeck+、Loupedeck CTと3製品を発売。シリーズ4製品目となるLoupedeck Liveでは、Loupedeck CT同様タッチスクリーン式のボタンと物理ボタン、ツマミによる操作系を継承。Loupedeck CTで特徴的だったタッチスクリーン式のホイール操作部や物理ボタンは削減されているものの、ほぼ半額近くに価格が抑えられている(Loupedeck CTは6万9,980円)。

また、サイズと重量もLoupedeck CT(160×150×30mm、365g)より小型・軽量化(150×110×30mm、230g)されている。

使用イメージ

Loupedeck Liveでは各種ソフトウェアとの互換性も確保されており、Microsoft Excelといったオフィスアプリケーションでの利用にも対応しているという。また“Live”を冠しているとおり、ストリーミング配信シーンなどでのオーディオコントロールへの対応も強化したとしており、配信中の音量コントロールやマイクレベルの調整、音声アレンジなども直感的に操作できるとしている。

同社ではLoupedeck Live発売にあわせて、Loupedeckソフトウェアもバージョンを4.3にアップデート。TwitchやSpotify Premium、OBS、Streamlabs、Philips Hueに対応するプロファイルも備えたとしている。

ボタンはユーザーの使用用途に応じたカスタマイズに引き続き対応。基本的な機能セットから、詳かなカスタマイズ対応により、エントリーユーザーからパワーユーザーまで幅広くワークフローに組み入れてもらえる製品だと説明している。

パソコン側との接続はUSB Type-Cで、Windows 10およびmacOSでの利用に対応。8GBの内蔵ストレージ領域も備えている。このほかオプションとして専用のハードケース「Travel Case」も税込2,529円で発売となる。

本誌:宮澤孝周