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「CP+2021 ONLINE」の開催概要が発表
国内外20社が出展 主催者企画+出展社Webコンテンツで構成
2021年1月19日 16:52
CP+事務局は1月19日、写真映像関連イベント「CP+2021 ONLINE」の記者発表会をオンラインで実施。具体的な開催スタイルなどが明らかになった。
CP+2021はリアル会場(パシフィコ横浜)とオンラインのハイブリッド開催を予定していたが、新型コロナウイルスの感染再拡大を背景に、オンラインのみの開催となった。会期は2月25日(木)から2月28日(日)。1月20日13時から入場事前登録の受付を開始する(参加無料)。会期中に公開したオンラインコンテンツは、YouTubeなどを通じて3月31日までアーカイブ配信を行うという。
主なコンテンツについて
CP+は、BtoB/BtoCの両面をカバーすることをコンセプトとした写真・映像の総合ショーであり、オンラインでもこのコンセプトを継承するという。現時点の出展社数は20(日本14社、海外6社)で、1月31日まで出展申し込みの追加募集を行っている。
各出展社によるコンテンツは、CP+2021のイチオシ情報を常時配信するという「公式チャネル」と、各社が独自に用意する「出展社特設サイト」「出展社セミナー」で構成。出展社が独自に用意するコンテンツへは、Webサイト上のメーカーロゴもしくは出展社リストの社名をクリックすることで、各社の特設サイトにリンクする方式だという。
主催者企画では、キーノートスピーチ「スポーツ写真の過去・現在・未来」(CIPA代表理事会長 真栄田雅也氏)、上級エンジニアによるパネルディスカッション「ミラーレスがもたらしたもの」(JCII 市川泰憲氏)、統計による昨今の市場報告を行うという「CIPAデジタルカメラマーケット・セミナー」(CIPA 調査統計作業部会 部会長 太田学氏)のライブ配信を実施。
また、カメラグランプリ2021の読者投票部門「あなたが選ぶベストカメラ賞」について、CP+2021 ONLINEのWebサイトから投票ページに誘導する。
CP+の今後の方向性
オンライン記者発表会では、CP+実行委員長の笠松厚雄氏が、CP+のこれまでの歩みと今後の方向性について述べた。
2010年の開始以来、"アジア最大級の総合カメラ映像機器ショーに成長"してきたというCP+は、2020年の開催を新型コロナウイルス感染拡大により中止。以来、新たな方向性として「安全・安心への配慮」および「会場開催とオンラインを複合した新しいショー形態でより魅力的に」と掲げた。
過去のCP+入場登録者を対象に昨年7月に実施したアンケートでは、8割が会場でのリアル開催を望んでいたことから、CP+事務局はリアルとオンラインの併催を予定していた。しかし、新型コロナウイルスの感染再拡大を受けて、CIPAの判断として12月初旬にリアル開催を断念。オンライン開催に一本化した。
今後のCP+は中期的な目標として"TRADITION & EVOLUTION"をキーワードに、伝統的写真文化をバックボーンとして大切にしつつ、SNSの発展や静止画/動画の融合といった映像文化の多様化への対応を目指す。
具体的には、これまでCP+がコアターゲットにしていたプロ・マニア層や、近年の取り組みで一定の成果があったという初心者・女性・ファミリー層の取り込みに加え、SNSを楽しむ若者や、オンライン開催のメリットを活かして地方在住者も新規来訪者として開拓したいとのこと。
出展社一覧(プレスリリースより引用。1月19日現在)
・アトモス
・エプソン販売株式会社
・OMデジタルソリューションズ株式会社
・カムラン
・キヤノン株式会社/キヤノンマーケティングジャパン株式会社
・株式会社ケンコー・トキナー/スリック株式会社/株式会社ケンコープロフェショナルイメージング
・株式会社サードウェーブ
・サイトロンジャパン/LAOWA
・Silence Corner, Inc./CORNER DESIGN CO., LTD
・株式会社シグマ
・ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ株式会社/ソニーマーケティング株式会社
・合同会社ZONER
・株式会社タムロン
・ツアーボックステック株式会社
・株式会社ニコン/株式会社ニコンイメージングジャパン/株式会社ニコンビジョン
・Nextorage株式会社
・パナソニック株式会社
・富士フイルム株式会社
・株式会社マウスコンピューター
・リコーイメージング株式会社