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ハッセルブラッド、中判ミラーレス「907X 50C」を今秋発売

Vシステム風のブラックレザー+クローム仕上げ外装 税別73.5万円

ハッセルブラッド・ジャパンは8月18日、かねてより予告していたミラーレスカメラ「907X 50C」を2020年秋に発売すると発表した。価格はオープン。店頭予想価格は税別73万5,000円前後。

907X 50Cは、約5,000万画素のCMOSセンサー(サイズは43.8×32.9mm)を搭載したデジタルバック「CFV II 50C」とカメラボディ「907X」で構成されるミラーレスカメラ。CFV II 50Cは、フィルムマガジンの代わりに500C/MなどのVシステムカメラに組み合わせることもできる。

2020年5月に限定版の907Xスペシャルエディションが先行して発売されていたが、このほど通常版の発売時期が決まった。全体をマットブラック1色による仕上げとしていた限定版に対して、本製品では、ブラックレザーとクローム仕上げによる、往年のVシステムを彷彿とさせるデザインとなっている。

約5,000万画素のCMOSセンサーを搭載する同社ミラーレスカメラ「X1D II 50C」と同じくXシステムに対応しており、XCDレンズに対応。オートフォーカス駆動をはじめとした電子制御による撮影が可能となっている。

このほか、アダプターを使用することでHC/HCD/Vシステムレンズの使用にも対応。デジタルバック「CFV II 50C」のチルト操作に対応したタッチ式の背面モニター(3.2インチ、236万ドット)との組み合わせによって、ウェストレベルでの撮影スタイルにも対応する。

また、907Xスペシャルエディション用のアクセサリーとして発表のあった外付けグリップと光学ビューファインダーも、クローム仕上げをあしらったデザインバージョンでラインアップしている。外付けグリップ「907Xコントロールグリップ」と光学ビューファインダー「907Xオプティカルビューファインダー」の価格は、ともにオープン。店頭予想価格はグリップが税別8万4,000円前後、ファインダーは税別5万6,000円前後。

本誌:宮澤孝周