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富士フイルム純正の電波式ワイヤレスフラッシュとコマンダーが登場
GFX/Xシリーズ用 ニッシンNAS対応製品と通信互換
2020年7月28日 17:57
富士フイルムは、ミラーレスカメラXおよびGFXシリーズ用のクリップオンフラッシュ「FUJIFILM クリップオンフラッシュ EF-60」とワイヤレスコマンダー「FUJIFILM ワイヤレスコマンダー EF-W1」を8月下旬に発売する。
クリップオンフラッシュ「EF-60」
ガイドナンバー60(ISO 100・m、照射角200mm時)の発光に対応したクリップオンフラッシュ。希望小売価格は税別5万9,000円。
照射角は焦点距離24〜200mmに対応。内蔵のワイドパネルを併用することで焦点距離16mmにも対応するという。
TTLモードに対応するほか、マニュアルでの操作にも対応。焦点距離に応じて照射角を自動で調整してくれるオートズーム機能も搭載している。
発光量の調整範囲は1/1〜1/256。1/3段ステップで調整できる。ハイスピードシンクロ時には1/1〜1/32となる。
ヘッド部は左右180度、上方向90度の角度調整に対応している。
同時に発表されたコマンダー「EF-W1」のほか、Nissin Air10sによるワイヤレス制御に対応するほか、クリップオンフラッシュ「FUJIFILM EF-X500」による光通信制御にも対応する。
電源には単三電池4本を使用する。電池の種類はアルカリ電池およびニッケル水素電池に対応している。
発光回数は約170回(フル発光、ニッケル水素電池使用時)で、リサイクルタイムは約3秒(同前)。
外形寸法は73×97×113mm。質量は約300g(電池含まず)。ポーチ、ミニスタンド、ディフューザーキャップが付属する。
主な仕様
最大ガイドナンバー:約60(ISO100・m、照射角200mm[35mm判換算]時)
照射角:24〜200mm(35mm判換算)、ワイドパネル使用時は約16mm(35mm判換算)
バウンス角度:上90度、下0度、左右180度
色温度:約5,300K(フル発光時)
調光補正:-2.0EV〜+2.0EV(1/3段ステップ)
マニュアル発光:1/1〜1/256発光(1/3段ステップ)
ハイスピードシンクロ:1/1〜1/32発光(1/3段ステップ)
リサイクルタイム:約3秒(フル発光、ニッケル水素電池使用時)
発光回数:約170回(フル発光、ニッケル水素電池使用時)
対応カメラ(GFXシリーズ)
GFX100 / GFX 50S / GFX 50R
対応カメラ(Xシリーズ)
X-H1 / X-Pro3 / X-Pro2 / X-T4 / X-T3 / X-T2 / X-T30 / X-T20 / X-E3 / X100V / X100F
ワイヤレスコマンダー「EF-W1」
同時発売のクリップオンフラッシュ「EF-60」のワイヤレス発光制御が可能なコマンダー。希望小売価格は税別3万円。
通信システムにニッシンの「Nissin Air System」を採用。同システムに対応しているフラッシュ製品の制御にも対応している。通信方式を電波式としていることで、遮蔽物がある状況などでも安定した通信が可能となっている。
このほか、最大で30台のフラッシュを同時制御できるなど、多灯ライティングにも対応している。
電池には単四電池2本を使用。アルカリ電池とニッケル水素電池に対応している。発光回数は約3,000回(アルカリ電池使用時)。
microSDカードを用いたファームウェアアップデートに対応するほか、複数のコマンダーで1灯のフラッシュをコントロールできるオープンモードに対応。モデリング発光のコントロールにも対応している。
外形寸法は62×61×68mm。重量は約73g(電池含まず)。
主な仕様
通信方式:電波式(NAS:Nissin Air System)
TTL発光調光補正コントロール:±2EV、1/3EVステップ
マニュアル発光:1/1〜1/256発光(1/3EVステップ)
ハイスピードシンクロ:対応(対応カメラ使用時)
照射角:24〜200mm(35mm判換算)
発光間隔:最大約10回/秒
発光回数:約3,000回(アルカリ乾電池)
電源:単四電池×2本(ニッケル水素電池、アルカリ電池)
使用温度範囲:-10度〜40度
対応カメラ(GFXシリーズ)
GFX100 / GFX 50S / GFX 50R
対応カメラ(Xシリーズ)
X-H1 / X-Pro3 / X-Pro2 / X-T4 / X-T3 / X-T2 / X-T30 / X-T20 / X-E3 / X100V / X100F