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シグマ、ミラーレス専用設計の“ライトバズーカ”「100-400mm F5-6.3 DG DN OS|C」
L/Eマウント用をラインナップ
2020年6月18日 23:32
株式会社シグマは、Lマウント及びソニーEマウントに対応する交換レンズ「SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS|Contemporary」を7月10日に発売する。希望小売価格は税別12万円。
35mm判フルサイズセンサーに対応する望遠ズームレンズ。同社のフルサイズミラーレス専用設計“DG DN”シリーズ5本目のレンズとなる。なお、これまでに発売されたのは「14-24mm F2.8 DG DN|Art」、「24-70mm F2.8 DG DN|Art」、「35mm F1.2 DG DN|Art」、「45mm F2.8 DG DN|Contemporary」の4本。本レンズではさらに望遠域をカバーし、ミレーレスカメラでの撮影の幅を広げることができるとした。
製品名の「DG」はイメージサークルを35mm判に合わせて設計したレンズであることを示し、「DN」はミラーレスカメラのショートフランジバックに最適な設計を行ったものを示す。
本レンズはFLD1枚とSLD4枚を含む16群22枚構成。ミラーレスカメラ専用設計としたことで、ズーム全域で高い解像感と画像周辺までの均一な画質を実現したとしている。本レンズと同じく7月10日に発売されるテレコンバーター「SIGMA TELE CONVERTER TC-1411/TC-2011」を使用すれば、最大で焦点距離800mmの画角まで撮影可能としている。
重量は1,135g(三脚座取り付け部の保護カバーPT-31を含む)となっており、この軽さから“気軽に持ち出せる超望遠ズーム”としての使い方を提案している。なお、最も強度が必要な三脚座装着部分にはマグネシウム製部品を採用し、軽量化と堅牢性を両立させたとしている。
レンズ内手ブレ補正機構を搭載し、最大でシャッタースピード約4段分の補正効果を持つという。ボディ内手ブレ補正機構を持つカメラでは、角度ブレをレンズ側で補正するため、、より強力に手ブレを抑制できるという。このほかレンズボディには、カメラから任意の機能を割り当てられるAFLボタンや、撮影目的に応じてAF範囲を制限できるフォーカスリミッターボタンが搭載されている。
ズーム操作は回転式と直進式の両方に対応するという。AF駆動はステッピングモーター。
対応カメラのレンズ光学補正に対応。鏡筒は簡易防塵防滴構造とした。別売でアルカ形状のクランプに対応する三脚座「TRIPOD SOCKET TS-111」(税別1万2,500円)を用意。Lマウント用は新製品の「SIGMA USB DOCK UD-11」に対応する。
絞り羽根は9枚(円形絞り)。最小絞りはF22~29。
最短撮影距離は112cm(広角)~160cm(望遠)。最大撮影倍率は1:4.1(400mm時)。画角は24.4度(広角)~6.2度(望遠)。フィルター径は67mm。
最大径×長さは86×197.2mm。重量は1,135g(数値はいずれもLマウント用)。