ニュース

シグマ、小型軽量なフルサイズ単焦点レンズ「45mm F2.8 DG DN | C」

開放で柔らかなボケ味 クリック感も追求した絞りリング

シグマは、「SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary」のLマウント用/ソニーEマウント用を7月26日に発売する。希望小売価格は税別7万5,000円。

35mmフルサイズに対応する標準域の単焦点レンズ。Contemporaryラインの「最適バランスの追求」というコンセプトを踏まえ、Artラインなどのレンズに比べて小型軽量かつ手頃な点が特徴になっている。シグマでは本レンズを、常用レンズにふさわしい性能とサイズのバランスを追求した1本としている。

本レンズでは特にボケの表現にこだわったといい、被写体前後のみならず合焦部分に近い微ボケ・小ボケ部分も柔らかにボケていくよう球面収差をコントロールしたという。絞り込むと現代的なシャープな切れ味も楽しめるとしている。

AF駆動はステッピングモーター。顔/瞳優先AFや動画AFにも対応する。

鏡筒は、マウント部にゴムシーリングを施した簡易防塵防滴機構。MF操作にも配慮したというトルクのフォーカスリングや、クリック感も追求したという絞りリングを備える。

レンズ構成は7群8枚。絞り羽根は7枚(円形絞り)。最小絞りはF22。

最短撮影距離は24cm。最大撮影倍率は1:4。フィルター径は55mm。

最大径×長さは64×46.2mm。重量は215g(数値はいずれもLマウント用)。

付属のレンズフードを装着

製品名の「DG」はイメージサークルを35mm判に合わせて設計したレンズであることを示し、「DN」はミラーレスカメラのショートフランジバックに最適な設計を行ったものを示す。

フルサイズミラーレス用のDG DNシリーズには、本レンズ以外にも大口径超広角ズーム「14-24mm F2.8 DG DN | Art」と大口径単焦点レンズ「35mm F1.2 DG DN | Art」が発表されている。同社ではこれらの3本を"ミラーレス専用レンズシリーズの第一弾"としている。

本誌:鈴木誠