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シグマ、フルサイズミラーレス専用設計の大口径レンズ「35mm F1.2 DG DN | Art」

Lマウント用とソニーEマウント用をラインナップ

シグマは、LマウントおよびソニーEマウント用の交換レンズ「SIGMA 35mm F1.2 DG DN | Art」を7月26日に発売する。希望小売価格は税別19万円。

同社のミラーレスカメラ専用レンズシリーズに属する、35mmフルサイズ用の交換レンズ。同社初という開放F1.2のスペックを持ち、浅い被写界深度を活かしたポートレートなど、高い解像感や大きなボケによる作品づくりが可能としている。

製品名の「DG」はイメージサークルを35mm判に合わせて設計したレンズであることを示し、「DN」はミラーレスカメラのショートフランジバックに最適な設計を行ったものを示す。

これまで予告されていたLマウントレンズ(およびフルサイズ対応のEマウントレンズ)は既存の一眼レフカメラ用をベースとしたものだったが、今回の"DG DN"シリーズは、当初からフルサイズミラーレスカメラ向けに設計されたレンズとなる。

AF駆動は超音波モーターHSM。絞りリングには動画用途を見据えたデクリック機構(絞りクリックをなくす仕組み)も備わっている。

鏡筒は防塵防滴機構。レンズ最前面に撥水・防汚コートも採用している。

レンズ構成はSLDガラスや両面非球面を含む12群17枚。絞り羽根は11枚(円形絞り)。最小絞りはF16。

最短撮影距離は30cm。最大撮影倍率は1:5.1。フィルター径は82mm。

最大径×長さは87.8×136.2mm。重量は1,090g(数値はいずれもLマウント用)。

フルサイズミラーレス用のDG DNシリーズには、本レンズ以外にも大口径超広角ズーム「14-24mm F2.8 DG DN」、コンパクトな単焦点レンズ「45mm F2.8 DG DN | Contemporary」が発表されている。

本誌:鈴木誠