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アドビ、iPad版PhotoshopとFrescoプレミアム版をバンドル提供
月額税別980円から利用可能 写真とイラストの相互編集環境
2020年4月22日 16:40
アドビ システムズ株式会社は4月22日、Adobe Photoshop iPad版とAdobe Frescoプレミアム版をバンドルで提供開始した。
写真編集アプリケーションで知られる「Adobe Photoshop」(iPad版)と、イラストレーション・ペイントアプリ「Adobe Frescoプレミアム版」の同時に利用が可能となる。
以下いずれかのプランを利用していれば、Adobe Frescoプレミアム版を無償で利用できるようになる。
・Photoshop iPad版(月額1,080円[税込])
・Photoshop単体プラン(月額2,728円[税込])
・Creative Cloudコンプリートプラン(月額6,248円[税込])
また、App StoreでAdobe Frescoプレミアム版にアップグレード済みのユーザーは、月額1,078円(税込)のまま、PhotoshopのiPad版の利用が可能となる。なお、この場合、デスクトップ版のPhotoshopは対象外となっている。
なお、Photoshop iPad版は、フォトプラン(月額1,078円[税込])にも含まれている。
Adobe Frescoは、ベクターとラスター形式のブラシが利用可能なスタイラスとタッチデバイス向けに開発されたイラストアプリケーション。Photoshopのブラシなども描画で使用することができる。
描画には同社独自のAdobe Senseiテクノロジーが用いられており、絵の具を塗り重ねて色が混ざり合うといった、水彩絵具のような表現もリアルに再現できるとしており、「水彩画、ファインアート、アニメ、コラージュ向けに、緻密な芸術表現を可能にします」として、絵を描くクリエーターに向けて訴求している。
同アプリケーションはスタータープランが無償で利用可能となっているが、今回のサービス開始に伴い、対象となるユーザーは、有償のプレミアム版と同じ機能で利用できるようになる。
利用可能となるAdobe Frescoの機能は以下のとおり。
・すべてのFrescoのブラシ
・100GBのクラウドストレージ
・Adobe Portfolio、Adobe Fonts、Adobe Sparkへのアクセス
・Photoshop iPad版へのアクセス
Photoshop iPad版とAdobe Frescoを併用することで、写真を油彩画のように表現することもできるという。同社では、一例として青空をバックにした鳥の写真を用いて、背景の空を消して、鳥を油彩画調にする方法などを説明している。
このほか、Adobe Frescoで作成した作品をAdobe Photoshop iPad版にもっていってテキストを加えたり、といった相互にアプリを利用した作品創造が可能になると案内している。