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EIZO、キャリブレーションセンサーを内蔵した4K HDRリファレンスモニター
31.1型の「ColorEdge PROMINENCE」 直販327万8,000円
2020年3月2日 12:03
EIZO株式会社は2月27日、31.1型・DCI 4K(4,096×2,160)解像度のHDRリファレンスモニター「ColorEdge PROMINENCE CG3146」を2020年5月に発売すると発表した。価格はオープン。EIZOダイレクトでの販売予定価格は税込327万8,000円。
本製品は、「ColorEdge PROMINENCE CG3145-BS」の後継モデル。映像制作での最終色調整(カラーグレーディング)に利用できるHDR対応のリファレンスモニターとなる。
HDRリファレンスモニターでは世界で初めて、キャリブレーションセンサーを前面上部に内蔵した。専用カラーマネージメントソフトウェア「ColorNavigator 7」を使用し、手間なく目的に沿った表示に画面調整が可能となっている。
定期的な再調整を自動で実施するため、経年変化による輝度や色度のズレを補正。常に正しい表示を保てるという。
なお、従来機と比べ、忠実なHDR画質を追求した表示性能の改善や、映像制作者の使いやすさに配慮した機能の拡充が図られている。
具体的には、12G-SDIまで対応の入力/出力端子を1系統、3G-SDIまで対応の入力/出力端子を3系統の計4系統を装備。SDI出力端子を備えた撮影機材と直接接続できるようになった。4系統すべてを使った「Quad Link 3G-SDI」接続にも対応する(伝送方式は、2 Sample Interleaveのみ対応)。
SDI信号のビデオペイロードIDやHDMI信号のメタデータに連動して、カラー設定(輝度・ガンマEOTF・色域)が自動で切替わる「Sync Signal」機能も搭載した。
さらに、調整ダイヤルを本体前面に備え、画面の輝度・黒レベル・ガンマ(EOTF)などの設定値がすばやく調整可能。対応する値を一時的に変更し、信号の見え方をプレビューできる「Quick Check」機能に対応しているため、暗部のディテール追及など、実際の表示と照らし合わせながらの作業に有効だという。
従来機種の機能・性能も踏襲し、最大1000cd/平方メートルの高輝度、100万:1の高コントラスト比を実現するほか、放送向けのHybrid Log Gamma方式と映画向けのPQ方式、両方のHDR方式に対応する。
主な仕様
種類
IPS(アンチグレア)
バックライト
広色域LED
サイズ
31.1型
推奨解像度
4,096×2,160(アスペクト比17:9)
表示領域
698×368.1mm
画素ピッチ
0.17×0.17mm
画素密度
149ppi
表示階調
1,024階調(約6万5,000階調中)
表示色
約10億7,374万色:10-bit対応(24-bit LUT)
視野角(水平/垂直、標準値)
178度/178度
輝度(標準値)
1,000cd/平方メートル
コントラスト比(標準値)
1,000,000:1
応答速度(標準値)
10ms(中間階調域)
色域(標準値)
DCI-P3カバー率99%
表示モード(カラーモード)
BT.2020、BT.709、DCI-P3、PQ_BT.2100、PQ_DCI-P3、HLG_BT.2100、Calibration(CAL)、SYNC_SIGNAL
HDRガンマ
HLG方式、PQ方式
入力端子
BNC(12G/6G/3G/HD-SDI)、BNC(3G/HD-SDI)×3、DisplayPort(HDCP1.3)、HDMI(DeepColor、HDCP2.2/1.4)
出力端子
BNC(12G/6G/3G/HD-SDI、スルー出力(アクティブ))、BNC(3G/HD-SDI、スルー出力(アクティブ))×3
USB端子
PC接続(アップストリーム):USB3.1 Gen1(Type-B)
USBハブ(ダウンストリーム):USB3.1 Gen1(Type-A×3、うち1つは最大10.5W給電に対応)
取り付け穴ピッチ
VESA規格(200×200mm)
外形寸法
757×463×170mm
778×498.5×327mm(フード装着時)
重量
約26.5kg
約27.4kg(フード装着時)