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EIZO、HDR映像に対応した27型4Kモニター「ColorEdge CS2740-X」

HLG/PQガンマ両対応 映画や放送規格に準じたカラーモードも搭載

EIZO株式会社は、カラーマネージメント対応液晶ディスプレイ「ColorEdge CS2740-X」を4月23日に発売する。価格はオープン。EIZOダイレクトでの販売価格は税込29万1,500円。

4K UHD(3,840×2,160)表示に対応する27型モニター。写真やデザインなどのクリエイティブワークに向けた「CS2740」(2019年10月発売)の派生機種としている。

映像制作市場向けとして、新たに映像制作用のHDR表示に対応したモデル。HLGとPQのHDRガンマに両対応している。また、映画や放送の国際規格に準じるカラーモードを標準搭載。カラーモードはモニターの前面ボタンで切り替えられるため、制作プロジェクトに合わせた色管理が容易としている。

表示色域はAdobe RGBを99%カバーするほか、DCI-P3(91%カバー)やBT.2020(4K/8K放送の色基準)に対応している。液晶はIPSパネルのアンチグレアタイプ。コントラストは1000:1。遮光フードをオプションで用意する。

入力端子はUSB Type-C、DisplayPort、HDMI。本機では、映像制作市場で使用頻度が高いというHDMIケーブルも製品に付属する。

そのほかはCS2740を踏襲。キャリブレーションソフト「ColorNavigator 7」に対応するほか、対応機器とUSB Type-C端子とケーブル1本で接続し、映像信号・USB信号・PCへの60W給電を行える。広色域表示に対応しており、工場での出荷前個別調整を行っている点も従来通り。

本誌:鈴木誠