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タムロン、"寄れる"フルサイズEマウント単焦点レンズ3本

20mm/24mm/35mmのF2.8 フィルター径67mmに統一

20mm F/2.8 Di III OSD M1:2(Model F050)

タムロンは、35mmフルサイズ対応のソニーEマウント単焦点レンズ3本を12月5日から順次発売する。希望小売価格は全て税別4万6,000円。

3本とも小型軽量な単焦点レンズで、最大撮影倍率1:2という近接撮影能力が特徴。マクロレンズではないため"ハーフマクロ"とは呼ばず、あくまで「寄って撮る」楽しさを追求した製品としている。最短撮影距離は20mmが11cm、24mmが12cm、35mmが15cm。

また、フィルター径を67mmで統一したのも特徴。今回の3本だけでなく、発売済みの広角ズーム「17-28mm F/2.8 Di III RXD」および標準ズーム「28-75mm F/2.8 Di III RXD」、同日開発発表された望遠ズーム「70-180mm F/2.8 Di III VXD」(2020年春発売)も67mmで揃えている。

最大径×全長は3本とも73×64mm。鏡筒などの部品を共通化した効果もあり、リーズナブルな価格設定が実現したという。フォーカスは前玉繰り出し式だが、レンズ鏡筒の全長は変化しない構造になっている。絞りは7枚羽根(開放から2段までほぼ円形)。最小絞りはF22。

AF駆動には、DCモーターを採用しながら静音性に優れる「OSD」(Optimized Silent Drive)を採用。ソニーEマウントカメラの「ファストハイブリッドAF」「瞳AF」「ダイレクトマニュアルフォーカス(DMF)」「カメラ内レンズ補正」「カメラによるレンズ本体のファームウェアアップデート」も、対応カメラとの組み合わせにより利用できる。

そのほかの仕様は次の通り。

20mm F/2.8 Di III OSD M1:2(Model F050)

発売予定時期は2020年1月頃。

レンズ構成は9群10枚。重量は220g。花型フードが付属する。

24mm F/2.8 Di III OSD M1:2(Model F051)

発売は12月5日。

レンズ構成は9群10枚。重量は215g。花型フードが付属する。

35mm F/2.8 Di III OSD M1:2(Model F053)

発売は12月5日。

レンズ構成は8群9枚。重量は210g。キャップタイプのフードが付属する。

本誌:鈴木誠